【40代、50代・どうする?眼瞼下垂】眼瞼下垂の手術のメリット&デメリット、自分に合う方法の見つけ方、ずばり医師が答えます!
実際に眼瞼下垂の手術を考えている人にとって、いちばん重要なのはどこでどんな手術をするのかだ。今回も眼瞼下垂の専門家、年間2000件以上の眼瞼下垂症手術を執刀している高田尚忠先生にお話を聞いた。
医療機関や医師により診断が違うので、カウンセリングは必須
眼瞼下垂はれっきとした病気と見なされ、診断されたら健康保険が適用になる。それでも「適正な費用で自分に合った治療を受けたい」というのはみんなの願い。 術式の違いはもちろん、保険診療と自費診療では、かかる費用にかなり幅がある。実際の手術法や費用は、医療機関によってどう違うのだろう? 「眼瞼下垂の治療は、眼科、形成外科、美容外科で受けられますが、検査や診断の質、手術の目的や仕上がりに違いがあります。当然ながら費用も違いますが、いちばん大きな違いはそのクリニックと医師の考え方だと思います。 手術が保険適用になるかどうかは特にです。他院では自費診療でしかできないと言われた人でも、当院では保険適用になることはよくあります。前回、まぶたのたるみでも保険適用になることがあると説明したのがまさにそれです。 医師の解釈には幅があるため、候補の医療機関があれば、何カ所かカウンセリングに行って、具体的な治療法や費用を聞いてみるのがいちばんでしょう」(高田先生) 眼瞼下垂の手術に関して、一般的には次のような特徴があげられる。
これはあくまで状況を平均した特徴だ。 中には、高田先生のように眼科医でありながら形成外科の技術を持ち、美容まで考慮したオリジナルの手術法を中心に行う医師もいるため、一概にはいえないことも覚えておこう。 手術の費用については、前回<【40代、50代・どうする?眼瞼下垂】まぶたのたるみと眼瞼下垂はどう違う? 治療に保険はきく? きかない?>にもあった通り、保険診療3割負担であれば、片眼につき約18,000~55,000円(手術方法により異なる)。 自由診療の場合、料金は医療機関によってまちまち。よりこだわった内容の手術を受けらるが、約200,000~700,000円と高額になることが多いよう。