ボディビル年齢別世界2位に輝いた43歳 妻への感謝の想いを語る
12月17日(火)から19日(木)まで、東京の有明コロシアムにて行われている『IFBB男子ワールドカップ』。最終日19日(木)に行われたボディビル40~49歳の部で見事2位に輝いた加藤直之(かとうなおゆき/43)選手。 【写真】鍛え抜かれ、絞り切られた加藤選手
怪我に苦しめられ思うようにトレーニングが出来ない中で「ミスター日本(10月に行われた日本一のボディビルダーを決める戦い)のときからもう一段絞りました。怪我でどうしても筋量が残らなかったので、今回は絞り勝ちするしかない!とやりました」とベストなコンディションではない中でも『絞り』を武器に挑んだという。その言葉通り、ステージ上の絞り切られた身体は圧巻だった。 そんな中で「やはり家族、妻の理解が何より大きい。今回も『行ってこい!』と送り出してくれて、本当に感謝しかないです。また職場の環境がすごく良くて、ここにも本当に感謝しています」と家庭内での理解、職場の環境への感謝の気持ちを爆発させた。 「こんな素晴らしいステージに立てるのかと嬉しくなりました」と語り笑顔を見せた。 加藤選手は2023年シーズンは大会出場を見送り、復帰となった2024年のミスター日本では「おかえり、加藤さん」と多くの声援が飛ぶほどの選手だ。このワールドカップでの結果を糧に来年も活躍する姿が今から楽しみだ。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史