《食べ痩せダイエット》12kgの減量に成功した看護師の旬食材たっぷりレシピ
「少ししか食べない食事制限は逆効果です。リバウンドしやすい身体をつくっているようなもの。“あること”を守ってさえいれば、食べることでダイエットにつながります」 【写真】マイナス12kgを達成した松田さんのビフォーアフター そう話すのは3500人以上の受講生を減量成功に導いたダイエット専門講師の松田リエさん。
12キロの減量に成功の実績
「極端に食事量を減らすと、筋肉量が減少して基礎代謝が下がり、太りやすくやせにくい身体になります。寝ていても消費する基礎代謝量は、1日に消費するエネルギーの約60パーセントで、運動によるエネルギー消費量は30パーセント以下。 運動をしたからといって“やせ”には直結しないので、過度な食事制限や運動に頼り切ったダイエット法では効果を実感しづらいんです」(松田さん、以下同) 松田さんは過去に、無謀な食事制限やハードな運動、高価なエステサロンなどのダイエット法を試すも全滅。ただ、現在は体重を12kg、体脂肪率も10パーセントまで減らしている。このダイエット成功の秘訣が冒頭の“あること”だという。 「重要なのは食事の中で“タンパク質”と“ビタミンB群”の両方をとること。筋肉をつくるタンパク質と、代謝を円滑に進めるビタミンB群の相乗効果で効率よくやせることができ、食べることで一生太らない“やせ体質”になります」 松田さんの指導により、毎朝のコンビニスイーツが習慣だった50代女性は、甘いものへの関心が薄れ体重は14kg減。ビールと揚げ物の晩酌を続け高血圧に悩まされていた30代の女性は、薬を使わずに高血圧を改善して結果、5kg減に。 「必要なのは制限よりも、代謝に必要な栄養素をしっかりとること。今回は旬の食材を使った、タンパク質とビタミンB群がとれるレシピを紹介します。免疫力アップや美肌の効果も期待できるので、ぜひ皆さんも実践してみてください」
旬食材でタンパク質がとれる【メインおかず】
鮭…鮭のアスタキサンチンには高い抗酸化作用があり、細胞を傷つける活性酸素を除去して老化や病気の発生を抑える。血流改善やアンチエイジングの効果も期待。 鮭の洋風から揚げ 揚げずにカリッ!粉チーズの風味が鮭にマッチ 材料/4人分 ・生鮭……4切れ(320g) ・おからパウダー……大さじ2 ・粉チーズ……大さじ1 A〔酒……大さじ1、オリーブオイル……大さじ1/2、おろしにんにく・レモン汁……各小さじ1、塩……小さじ1/2〕 【作り方】 (1)鮭はひと口大に切り、Aをよくもみ込む。 (2)おからパウダー、粉チーズを混ぜてに薄くまぶし、オーブンシートを敷いた天板にのせる。 (3)200℃に予熱したオーブンで20分ほど焼く。 〔Point〕アスタキサンチンには紫外線ダメージを抑える作用もあり、シミ、シワ、くすみなどの予防効果が期待できます。 鮭ときのこのガリバタソテー 食欲を刺激するにんにくとバターの豊かな香り 材料/4人分 ・生鮭……2切れ(160g) ・まいたけ……1/2袋(120g) ・エリンギ……1本(50g) ・食塩不使用バター……5g ・おからパウダー……大さじ1 ・オリーブオイル……大さじ1 A〔しょうゆ……大さじ1、酒……大さじ1/2、みりん……小さじ1、おろしにんにく……小さじ1/2〕 【作り方】 (1)エリンギは縦半分にしてから斜め薄切りにし、まいたけは食べやすい大きさに裂く。鮭はひと口大に切り、おからパウダーをまぶす。 (2)フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、鮭の両面に焼き色がつくまで焼く。 (3)エリンギ、まいたけを入れてサッと炒め、Aを加えて全体を混ぜたら最後にバターを入れて炒め合わせる。 〔Point〕鮭に多く含まれるビタミンB12は、不足すると血流が悪くなって肌に艶がなくなったり、乾燥肌になることも。 鮭の南蛮漬け ほどよい酸味があり食べやすいおいしさ 材料/4人分 ・生鮭……4切れ(320g) ・おからパウダー……大さじ2 ・玉ねぎ……1/2個 ・米油……大さじ2 A〔酢、水……各大さじ3、しょうゆ・みりん……各大さじ2、和風だしの素……小さじ1/2、赤唐辛子(小口切り)……適量〕 【作り方】 (1)玉ねぎは薄切りにしてボウルに入れ、Aとよく混ぜ合わせる。 (2)鮭をひと口大に切って、おからパウダーをまぶす。 (3)フライパンに米油を中火で熱して鮭を火が通るまで焼き、に入れてあえる。 〔Point〕鮭の皮にもビタミンEやEPAが含まれているので、皮ごと食べるのがベター。