E Inkタブレットって実際使える? ヘビーユーザーが教えるメリット・デメリット
E Inkタブレットが活躍するシーン
紙が好きな人は、罫線入り、無地、方眼紙の用途すべてが違うことがわかっています。専用のノートや手帳も同じです。 私のreMarkableの一番好きなところは、このデバイス1つでそうしたタイプの紙すべてを提供してくれることです。専用のPDFがあると、さらに自由度が増します。 これを踏まえて、私がEinkタブレットで一番よく使う用途をご紹介しましょう。 ブレインストーミングで使う ほとんどの執筆作業はPCで行ないますが、唯一の例外がブレインストーミングです。 新しい記事のアイデアが思いついたり、記事の流れを考える時は、ペンと紙を使って机に座ってやるほうが、ノートPCに向かってやるよりも上手くいく気がします。 これにはいくつか理由があって、まずPCではすぐに気が散ってしまうから。また、ブレインストーミングは、執筆ほど直線的ではなく、ランダムな思考ではペンで書いたほうがやりやすいのです。ページの好きなところに書き込んだり、小さな矢印を描いてつないだり、全体的に雑多な感じにすることができます。 上記のような注目すべき点と自由度のある書き込みの組み合わせが私には合っていて、E Inkタブレットがぴったりだと感じます。 テキストにメモを書き込む 時々、学術論文や難解な記事を解析しなければならないことがあります。 そのようなものをPCで読んでも問題はないのですが、PC以外のもので読んだほうが内容をよく把握できるように感じます。 以前は、そうした理由から書類や文書を印刷していましたが、今はE Inkタブレットを使っています。PDFをデバイスに送り、ハイライトやペンを切り替えて書き込めば、PCに戻ると書き込んだ注釈はすべて同期されています。 会議の議事録やメモを取る かつての筆者は会議室の隅でいつもタイピングしている人でした。自分のタイピング音がうるさくて周囲に迷惑をかけていたでしょうし、PC画面によってほかの人との間に壁をつくっていました。 E Inkタブレットはそれほど目立ちませんし、きちんと会議に参加していると感じながら、時折メモを取ることもできます。PCに戻ると会議のメモがすでにある状態で、すぐにテキストに変換できます。 予定を立てる 誤解しないでほしいのは、筆者はデジタルのToDoリストやカレンダーアプリが大好きで、それなしでは生活できません。しかし、1日や1週間の仕事の計画を立てるとなると、アプリではなかなかうまくいきません。 だから、reMarkableの予定表のテンプレートが好きなのです。これを使うと、何をいつやるか、すばやく時間の確保が可能になります。 私の場合、カレンダーに手で書き込むと特別な感じがあります。この作業は、PDFの予定表テンプレートを見つけてからさらに改善し、リンク機能のおかげで、日、週、月、さらに特定の日に紐づくメモ間も簡単に移動できるようになりました。 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」で遊ぶ 私は「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をプレイするのが好きですが、スマホ、タブレット、ノートPCでキャラクター管理をするシステムは嫌いです。どれも紙のキャラクターシートほど自由度がありません。 しかし、紙には明らかな欠点があります。数回のセッションで汚れたり破れたりするので、頻繁に交換しなければならないのです。 reMarkableならこの点は問題ありませんし、何か書きたいことがあれば簡単にページを追加できます。キャラクターの種族、クラス、呪文の情報をまとめた別のノートを作成したり、ゲームのプレイ中に頻繁にプレイヤーズ・ハンドブックを探す手間も省けました。