【桂川有人の欧州ツアー挑戦記 #11】ZOZO参戦のために帰国中。「全力投球。でも普段通りに、あまり特別感を出さないようにプレーしたいです」
今季DPワールドツアーに参戦していた桂川有人は現在、PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に出場するため日本へ帰国中。ZOZOへの意気込みを桂川に語ってもらった。
シーズンはもう終盤、フランスオープンとアンダルシアマスターズへの出場を控えている桂川に、直近のプレー、そしてヨーロッパでの生活について語ってもらった。 こんにちは。桂川有人です。今、日本の千葉県にいます。今週、習志野カントリークラブで行われるZOZOチャンピオンシップに出場するため、練習と練習ラウンドをしているんです。 僕が今シーズン挑戦しているDPワールドツアーですが、直近で出場した試合はル・ゴルフ・ナショナルで行われたフランスオープン。この試合も71・76で予選落ち。レース・トゥ・ドバイ(賞金ランキング)は現在83位で、DPワールドツアープレーオフへの出場は厳しいかもしれません。欧州ツアーでは、特に終盤戦で予選落ちが多く、なかなか思うようなゴルフができませんでした。今の僕の調子は、もちろんよくはないと思うんですけど、今は、本当の自分のゴルフを見つけるため、成長していくための過程で、とても大事な時期でもあると思うので、そういった意味では、調子が悪いとかそういう問題はあまり関係ないんです。 昨年は(PGAツアー下部)コーンフェリーツアーに出場していましたし、ヨーロッパは天候や気候がまったく違っていて、けっこう寒いことも多かった。そのなかでの体調管理の大事さも学びました、とにかくいいも悪いもすべてが吸収の時期、そう位置づけています。
今週のZOZOチャンピオンシップは、日本ツアーの賞金ランク5位の資格で出場させてもらいます。2022年に続き2回目の出場ですが、日本で開催される唯一のPGAツアー。やっぱりワクワクしています。今シーズンの欧州ツアーを振り返ることは来週以降にして、まずは今週に全力投球したいと思っています。 今回帰国して、めっちゃ日本食を食べました。お寿司のセット、たこ焼き、うどんを“はしご”してしまいました。ふふふ。やっぱり美味しいですよね。これで元気もつけられましたし、曲がっていたドライバーショットも何とか修正してきました。
これだけ転戦してきましたから、どうしてもアドレスが崩れがちなんです。肩、ひざなどを含むアライメントってやっぱり大事なので、しっかり確認しながら準備しています。でも、今週も普段通りの練習をして、あまり特別感を出さないようにプレーしたいとは思っています。 僕はどちらかといえばロングゲームが得意。このコースは、それも武器になるのではないかと思います。そのあたりをPGAツアーのトップ選手と比較しながら、僕のプレーを見てもらえたら面白いのではないかなと思っています。 応援よろしくお願いします! 写真/有原裕昌、岡沢裕行(22年のZOZOチャンピオンシップ)
週刊GDツアー担当