ポケモンGO初イベント横浜に200万人、会場を歩いて感じた“可能性と課題”
スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO」は、日本国内で初めてとなるリアルイベント「Pokemon GO PARK」を神奈川県横浜市のみなとみらいエリアで開催。運営するナイアンティック社によると、横浜スタジアムで8月14日に開催されたイベント「Pokemon GO STADIUM」と合わせて、1週間の開催期間で約200万人がイベントに参加するという大盛況に終わりました。今回は、このイベントから示唆される可能性と課題について考えます。 それでも「ポケモンGO」やりますか? やるならやってはいけない“8か条”
みなとみらいの街が、ポケモントレーナーで溢れかえった!
実は今回のイベントには筆者も参加し、他のポケモントレーナーとともに「Pokemon GO PARK」のイベントを楽しんできました。最寄り駅であるJR桜木町駅を降りた瞬間、目の前に飛び込んできたのは、目に入るあらゆる歩道を埋め尽くす人の波。ほぼすべての人がスマートフォンを片手にポケモンGOを楽しんでいました。 今回、「Pokemon GO PARK」のメイン会場となったのは、海側に面した赤レンガパークとカップヌードルミュージアムパークの2箇所。しかし、集まったポケモントレーナーの皆さんは桜木町駅周辺から関内駅周辺、メイン会場に隣接する横浜港大さん橋国際客船ターミナルの周辺、会場から少し離れた馬車道エリアや山下公園エリアに至るまであらゆる場所に溢れかえり、どこを見ても“ポケモン一色”という状況でした。ちなみにナイアンティックによると、今回のイベントでは期間中に1億2千万匹以上のポケモンが捕獲され、そのうち1500万匹以上がピカチュウだったのだそうです。 イベントの空気を肌で感じて思ったことは、ポケモンGOという同じ目的で集まった人々が生み出す熱量の高さ。数万人という人が同じ場所に集まり、同じ目的のもとに行動すると、これほどまでに街が活気を帯びるのかと驚かされました。今回は横浜みなとみらいというアクセスの利便性が高い人気エリアでの開催でしたが、この成功モデルを地方都市に展開した場合に、ユーザーの熱量が地域にどのような影響をもたらすのか、期待したいところです。