北海道のソウルドリンク、カツゲンは受験生の味方!? 雪印メグミルク「酪農と乳の歴史館」でランパンプスがその秘密に迫る!
菅谷:紙パックになった時に、味わいも少しマイルドにしてグビグビ飲めるようになりました。 寺内:瓶から紙になっただけじゃないんですね。 小林:北海道の人はカツゲンをサウナや銭湯終わりに飲むんですよ。 寺内:牛乳を飲む感じでソフトカツゲン飲むんだ! 小林:銭湯には絶対カツゲンが置いてあるイメージだね。僕が学生の頃くらいから合格祈願のイメージが付いてこういうパッケージになったような気がします。 渋沢:こちらは辰年の今年のバージョンで、来年にはまたデザインが変わります。 寺内:勝源神社って字は当て字なんですか? 渋沢:本来は「活力の供給源」で「活源」なんです。 寺内:飲めば元気になる! ってことだ。 菅谷:勝源神社は2005年にできたんですけど、受験生が試験前に、スポーツ選手が試合前にゲン担ぎで飲んでいるという巷の噂を聞いて、神社の方は「勝負に勝つ、受験に勝つ」というビクトリーの「勝」の字を使っています。 寺内:どちらにせよ縁起いい名前ですよね。
小林:これ懐かしいわ! 飲んだことあるやつがいっぱいある! 寺内:めちゃくちゃ多いんですね! 小林:青リンゴがめっちゃ美味くて、めっちゃ飲んだ! やっぱり集中力高めたり、脳を活性化するようなものが入ってるんですか? 渋沢:そういう表現を食品ですると怒られちゃいます(笑)。ただ、乳酸菌飲料自体がそもそもお腹の調子を整えるので受験生には最適だと思います。 小林:人間は腸に支配されているって言いますもんね。第2の脳って話も聞いたことあります。 寺内:本当に北海道のどのコンビニにも置いてありますよね。朝食バイキングにもありました(笑)。 菅谷:道民の方は、就職や進学で、初めて本州で暮らし始めて、そこでカツゲンが売ってないことに気付くんです(笑)。
小林:北海道出身の僕らは、気持ち的に「カツゲンの日」ってあるんですよ。どうしても飲みたい日が。 渋沢:最近は旅行者の方がYouTube等で、道内のコンビニで「カツゲン見つけました!」みたいな動画を挙げていただいているケースもあります。 寺内:70年前に「乳酸菌飲料を作ろう」ってなったのはどういった経緯なんですか? 菅谷:当社としての初めての乳酸菌飲料はカツゲンではなく、昭和13年、雪印という会社がまだ北海道製酪販売連合会という組合だった時代まで遡ります。その時代に中国視察に行った際に、軍から「水事情がよくないので飲料を提供してくれないか」という相談を受け、「だったら乳酸菌飲料がお腹に良いので作りましょう」ということで提供したのが「活素(カツモト)」という乳酸菌飲料でした。それを、軍の傷病兵への滋養回復のための飲料として提供し始めたんです。