アメリカ経済「リセッション入り」なら株価はどうなるか
利上げに伴う景気後退がさかんに伝えられています。リセッションが起きると株価はどうなるのでしょうか(写真:Sqback/PIXTA)
世界経済は崖っぷちに立たされている、と断言してもよいかもしれない。IMF(国際通貨基金)によれば世界の経済成長率は2021年6.0%から2022年3.2%、2023年2.7%と減速する見通しだ。 過去の経験から、世界経済の成長率3%割れは世界景気のリセッション入りに相当する。世界のなかで一人勝ち状態を続けてきたアメリカ経済も急速な利上げとドル高により、無傷ではいられなくなっている。 アメリカの10月のISM製造業景気指数は50.2と前月の50.9から低下し、景気の上昇・下降の分かれ目である50に近づいた。同指数の先行指標である新規受注指数は49.2と50を下回っている。製造業景気は下向きに転じつつあるといってよい。
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新見 未来