佐藤万璃音を擁するユナイテッド・マクラーレンの布陣固まる。WRTからラーンとゲラエルが移籍加入
ショーン・ゲラエルは、チームWRTからダレン・ラーンとともにユナイテッド・オートスポーツに移籍し、2025年のWEC世界耐久選手権に参戦する同組織のマクラーレンLMGT3チームに加わった。 【写真】BMWを駆り第2戦イモラで優勝したラーンとゲラエル ゲラエルの加入は、1月2日(木)にラーンのユナイテッド・オートスポーツ入りが発表されたあと、“アングロ・アメリカン・チーム”でWECの2シーズン目を迎える佐藤万璃音と95号車マクラーレン720S GT3エボのドライバーラインアップを完成されるものとなっている。 LMGT3の初年度となった2024年シーズン、ラーンとともにWRTの32号車BMW M4 GT3をドライブしたゲラエルは「長年ライバル関係にあったユナイテッド・オートスポーツと一緒になり、マクラーレンのクルマに乗ることにとても興奮している」と語った。 「シリーズ2位を2回経験した後、チャンピオンシップを勝ち取る絶好の機会になると思う」 「(佐藤)万璃音とは初めて一緒にレースをすることになるが楽しみにしている。そしてもちろん、2024年に素晴らしいハイライトをともにしたダレンとふたたび一緒に仕事をすることも楽しみだ」 「マクラーレン・ファミリーの一員になれて嬉しく思っているし、長く続く素晴らしいものを一緒に作り上げていきたいと思っている」 2024年シーズン第2戦イモラでの優勝を含めこれまでに通算3勝を挙げ、LMP2カテゴリーで2度シリーズ2位を経験しているゲラエルは今季、5年連続となるWECのフルシーズンを新天地で迎えることとなる。 ユナイテッド・オートスポーツのCEOであるリチャード・ディーンは、「2025年シーズンに向け、ショーン(・ゲラエル)を迎えることができ、嬉しく思っている」と語った。 「LMP2とLMGT3で何年にもわたって互いに競い合ってきたショーンのスピード、スキル、そして決断力が私たちの味方になった」 「彼が私たちのチームに加わったことで、ダレン(・ラーン)と万璃音とともに95号車マクラーレンは信じられないほど競争力のあるドライバーラインアップとなった。彼らはまさにWECチャンピオンシップを争う存在であると確信している」 [オートスポーツweb 2025年01月04日]