【有馬記念 枠順の明暗】ダノンデサイルは❶枠①番 横山典騎手ニッコリ「よかった、豊さんの隣で」
シュトルーヴェは❻枠⑫番。過去10年でこの馬番から勝ち馬は出ていないが、この馬自身は❻枠で3戦3勝と相性のいい枠だ。堀調教師は「日経賞を勝ったあと、秋はここを使いたいなと思っていた。(鮫島駿)ジョッキーも有馬記念は初めてなので、同じ条件を勝っているのは心強い」と胸を張った。
エリザベス女王杯で復活のGⅠ2勝目を挙げ、引退レースを迎えるスタニングローズは、ムーア騎手が❼枠⑬番を引いた。高野調教師は「事前にちょっと勉強してきたら❼枠、❽枠は過去10年で勝ち馬はいないと…。ですが、スタニングローズの今の具合とムーア騎手の騎乗があれば、大丈夫でしょう」と前を向いた。
11度目のGⅠ挑戦となるダノンベルーガは松山騎手が引いて❼枠⑭番に。「(ダノン)ベルーガならどこでも大丈夫。非常にコントロールが利くので」と鞍上は外枠も冷静に受け止めた。「年齢を重ねて右手前の走りも良くなっているので」と堀調教師は久々の右回りOKをアピールした。
アルゼンチン共和国杯で重賞3勝目をゲットし、有馬史上初の白毛馬参戦となるハヤヤッコは❽枠⑮番。吉田豊騎手は「内側が良かったのですが…。頑張ります」と苦笑い。国枝調教師は「前回よりもセットアップ(上昇)しているし、ピンク(帽)でも大丈夫でしょう」と前を向いた。
3年前の日本ダービー馬シャフリヤールは大外❽枠⑯番。昨年のスターズオンアースが2着に入ったとはいえ、【0・1・0・25】と勝ち馬がいない〝アンラッキーナンバー〟だ。藤原調教師は「枠はどこでも良かった、なんてわけにはいかない。状態がいいだけにクリスチャン(デムーロ騎手)、ごめんなさいですね」と渋い表情だった。