【チャンピオンズC】話題沸騰の全頭診断! 砂の頂上決戦に不可欠な要素は?/坂上明大の重賞血統査定
ペイシャエス
エルコンドルパサーなどが出るLisadell牝系に属し、本馬はNureyev≒Sadler's Wellsの4×4やRobertoの4×6が特徴的なエスポワールシチー産駒。母父ワイルドラッシュの影響からも先行粘着型に出ており、小回りの2ターンコースがベストでしょう。距離延長での中京ダート1800メートル替わりは理想的なローテーションではないでしょうか。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★
ペプチドナイル
母クイーンオリーブは芝1800~2200メートルで4勝を挙げた芝中距離馬。キングカメハメハ産駒の本馬はNureyevの4×5などを持ち、血統面からは中京ダート1800メートル適性を高く評価したい一頭です。ただ、本馬自身は馬体重530キロ前後の大型馬らしいストライド走法で走り、気性面もかなり前向き。距離延長と中京替わりは大きな課題となりそうです。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★★
ミックファイア
母マリアージュはダート1600~1700メートルで4勝。シニスターミニスター産駒の牡馬である本馬はダート中距離向きで、距離延長は間違いなくプラスに働きそうです。ブライアンズタイムの血を引く馬だけに、ハイペースの消耗戦になればチャンスが生まれるでしょう。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
ミトノオー
母シダクティヴリーは北米のダートGⅢを2勝したカナダ産馬。サンダーガルチ譲りの先行力はロゴタイプ産駒の本馬にも受け継がれており、ダート中距離でマイペースに持ち込む形がベストでしょう。コースよりもメンバー構成に注意したい逃げ馬です。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
レモンポップ
大種牡馬デインヒルの全妹Harpiaを母母に持つ名牝系で、母父にはStorm Cat系Giant's Causewayを持つスピード豊かな血筋。腰高の馬体でもあり、ベストは1400~1600メートルでしょう。ただ、Kingmambo+Robertoの組み合わせを持ち、先行有利の展開になりやすい中京ダート1800メートルなら昨年のような逃げ切りも可能。日本ではGⅠ5連勝中の現役最強格だけに、引退レースの今回も中心の一頭であることに間違いはありません。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★★
坂上 明大