【チャンピオンズC】話題沸騰の全頭診断! 砂の頂上決戦に不可欠な要素は?/坂上明大の重賞血統査定
クラウンプライド
母エミーズプライドはNureyevの血を持つキングカメハメハ産駒。その他にもHyperionやLady Jurorの血を豊富に併せ持ち、機動力と粘り強さに優れた血統構成です。本馬自身はワンペースな馬が多いリーチザクラウン産駒ですが、本馬やアーテルアストレアは母方にKingmamboやホワイトマズル、サンデーサイレンスを併せ持った芝中距離的な機動力に優れた配合形で、中京ダート1800メートルはベスト条件のひとつでしょう。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
グロリアムンディ
母ベットーレは芝1200メートルの伊GⅢ勝ち馬で、本馬の半姉には20年フィリーズレビュー3着馬ナイントゥファイブがいる血統。キングカメハメハ産駒の本馬は母方にRobertoの血も併せ持つパワーと機動力に優れた配合形で、この点は20年優勝馬チュウワウィザードと共通します。また、Blushing GroomとHalo≒Droneを併せ持つ点は14年優勝馬ホッコータルマエとリンクしており、本レースを制したキングカメハメハ産駒の配合パターンを踏襲した相性の良い配合馬といえるでしょう。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★
サンライズジパング
母サイマーはCoup de Folieの4×3という牝馬クロスを持ち、母の半兄には芝1600~2000メートルの豪GⅠを2勝したContributerがいます。キズナ産駒の本馬もHaloの血を4×6・5で継続していますが、22年3着馬ハピ(Storm Catの3×4)と同じくStorm Cat≒ロイヤルアカデミーⅡの3×4でダート適性を高めており、前走のような高速馬場のダート競馬がピッタリではないでしょうか。不器用さが目立つ競馬っぷりだけに、フルゲートの中京コースは大きな課題となりそうです。 適性評価:★★★ 素質評価:★★★★