ベン・キーティングがWEC復帰、小泉洋史は外れる。コルベットZ06 GT3.Rのラインアップ確定
ベン・キーティングとジョニー・エドガーは2025年、WECのLMGT3クラスでTFスポーツが走らせるシボレー・コルベットZ06 GT3.Rのドライバーとなることが明らかになった。 【写真】2024年のWECに参戦した小泉洋史(82号車シボレー・コルベットZ06 LMGT3.R) このふたりは、すでに年間エントリーリスト発表とともに明らかにされているダニエル・ジュンカデラと33号車をシェアする。姉妹車の81号車は2024年から変更なく、トム・ファン・ロンパウ、ルイ・アンドラーデ、チャーリー・イーストウッドのトリオによってドライブされる。 ブロンズドライバーとしてこれまで数々のレースで活躍してきたキーティングは、トム・フェリエ率いるTFからフルタイムでWECに復帰することが、長い間噂されていた。彼は以前、このチームでル・マン24時間レースのLMGT3アマクラスを制し、WECのシリーズタイトルも獲得している。 テキサス州出身のキーティングは2023年にコルベット・レーシングで2度目の世界タイトルを獲得した後、1年間、WECに出場していなかった。 彼はまた、2025年1月のデイトナ24時間レースでは、トラックハウス・バイ・TFスポーツのGTDプロラインアップの一員となることも決まっている。 「FIA世界耐久選手権ファミリーに復帰できて、とても興奮している」とキーティングは語った。 「僕が愛するようになった人々や場所が恋しい。TFスポーツに復帰できたのも、同じ理由でとても嬉しい」 「これは僕にとって新たなクルマになるけど、(自身が経営するカー・ディーラーの)キーティング・シボレーで販売しているのと同じコルベットでレースをするのが楽しみだ。復帰できることに感謝している」 一方、エドガーは2024年にELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでLMP2のタイトルを獲得した後、TFのLMGT3チームに加わることになった。 この英国人レーサーは、6人の候補者が参加したシルバードライバー・シュートアウトテストでトップに立ったとされている。 「ベンとダニをチームメイトとして、コルベットZ06 GT3.RでTFスポーツと世界耐久選手権に出場する機会を得られたことに、とても感謝している」とエドガーはコメントしている。 「2024年のELMSで一緒に成功を収めた後、再びTFスポーツでレースに参加できることは素晴らしいことだ」 「世界耐久選手権とル・マン24時間レースに出場することは僕にとって素晴らしい機会であり、初めてのGT3レースシーズンを楽しみにしている」 「チームメイトも素晴らしい。ベンはすでにル・マン24時間レースと世界耐久選手権をコルベットで制しているし、ダニはGT3レースで多くの成功を収めている。ふたりから多くのことを学べると確信している」 「カタールでシーズンが始まるのが待ちきれないね!」 TFの33号車は、2024年は82号車として小泉洋史/セバスチャン・バウド/ジュンカデラというドライバー・ラインアップで参戦していた。ブロンズドライバーの小泉は、2025年は同じくTFのコルベットZ06 GT3.Rで、ELMSへの参戦が決定している。 [オートスポーツweb 2024年12月21日]