1990年世代の星・大田泰示が現役引退…大田と同じドラフト組の現役は残り6人に
DeNAの大田 泰示(東海大相模出身)が今シーズン限りで現役を引退した。18日に行われた引退会見では、「今はもう悔いや後悔はありません」と笑顔で語った。 【24日までの戦力外・引退・移籍情報リスト】 1990年世代の大田は2008年ドラフト1位で指名を受け巨人に入団した。巨人時代にレギュラーになることはできなかったものの、2017年に日本ハムへ移籍すると才能が開花。外野のレギュラーを奪い2020年にはゴールデングラブ賞を受賞した。2022年にDeNAへ移籍すると、今度は控えとしてチームを支えてきた。今シーズンは一軍での出場機会こそなかったものの、二軍で70試合に出場し打率.264(193-51)と準備はしっかりできていた。 そんな大田とドラフト同期で2025年シーズンもNPBで現役を続けるのは、中村 悠平(福井商出身/ヤクルト3位)、西 勇輝(菰野出身/オリックス3位)、浅村 栄斗(大阪桐蔭出身/西武3位)、中島 卓也(福岡工出身/日本ハム5位)、辛島 航(飯塚出身/楽天6位)、西野 勇士(新湊出身/ロッテ育成5位)の6人。いずれも大田と同じ高卒でプロ入りした選手たちだ。 このなかで辛島は今シーズン一軍未登板だったが、その他の選手たちはそれぞれの役割でチームに貢献した。 中村はこのオフに新たに3年契約を締結。扇の要として内山 壮真(星稜出身)や古賀優大(明徳義塾出身)ら若手選手たちの壁として立ちはだかる。1287試合連続出場中の浅村は現在1964安打。2000安打達成が目前に迫っており、早ければ5月には偉業達成の瞬間が訪れそうだ。中島は守備や走塁でチームに貢献。サブとしての役割を果たすことが求められる。西と西野はまだまだ先発ローテーション投手としての力があり、来年も開幕からローテーション投手としての期待がかかってくる。 ドラフト同期で同学年のドラフト1位はユニフォームを脱いだが、6人にはベテランとしてまだまだチームを引っ張ってもらいたい。