真冬の夜にSL撮影会 昭和浪漫溢れる大井川鐵道ナイトトレイン
撮影会が終了し、午後8時前、参加者たちは再びC10形8号機の牽引する客車に乗って新金谷駅へ。帰りの車内は、お弁当やトン汁が配られ、景品の抽選も行われてイベント会風。大井川鐵道のスタッフによると、SLナイトトレインを始めて15年になるという。 大井川鐵道ではほぼ毎日SLを運行していて、SL運行は春の桜のシーズンや夏など季節によって違いはあるものの、新金谷―千頭駅間を1日1往復するのが基本だという。それだけに冬の夕暮れから夜にかけて運行される臨時SLのナイトトレインは、普段とは違うSLを体験したいという人たちにとってプレミアムなイベントになっているようだ。 C10形8号機と客車3両が新金谷駅に到着すると参加者からは「あー、着いちゃった」とため息も。昭和にタイムスリップしたかのような、そんな懐かしい思いに浸れる列車、それがSLナイトトレインだった。