【予想スタメン】日本代表、きょうインドネシア戦。上田&谷口不在の1トップと3バックは誰に?
谷口欠く3バック。組み合わせは板倉次第?
3バックは谷口に代わる中央に誰かをはめるのか、それとも右センターバックを担ってきた板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)を中に入れて、空いた右のポジションを代わりの選手で埋めるのか。板倉は「自チームで三枚をやるとしても真ん中だし、どちらかというと、右のほうがやってなかったので、そこはスムーズに対応できるかなと思います」と語っており、板倉が中央からディフェンスを統率する形が順当かもしれない。 仮に板倉が右のままなら、左はこれまで通り町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)で、中央には20歳の高井幸大(川崎フロンターレ)か瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)が入ることが想定できる。しかし、板倉が中央で右に誰かを加えるのであれば橋岡大樹(ルートン・タウン/イングランド)、菅原由勢(サウサンプトン/イングランド)、そして追加招集の関根大輝(柏レイソル)にもチャンスはありそうだ。ここは非常に選択肢が多く、森保監督が練習からどう評価して、スタメンを見極めるかは今後のメンバー選びにも少なからず関わってくるかもしれない。
完全アウェイ、帰化選手多数…インドネシア戦のポイントは?
韓国人のシン・テヨン監督が率いるインドネシア側も、かつてオランダ領だった歴史があるだけに、オランダ出身の帰化選手が多く、国外組は16人、その中でも欧州組が11人を数える。特にディフェンスラインは小川の同僚であるカルフィン・フェルドンクやイタリアのセリエAで活躍するジェイ・イツェス(ヴェネツィア/イタリア)、元セレッソ大阪のジャスティン・ハブナー(ウルヴァーハンプトン/イングランド)、攻撃的サイドバックのサンディ・ウォルシュ(メヘレン/ベルギー)など、欧州組が揃う。そこに新たにインドネシア国籍を取得したケビン・ダイクス(コペンハーゲン/デンマーク)が加わり、日本戦でデビューする可能性もある。 今年帰化した選手も多く、3-1で日本が勝利した今年1月のAFCアジアカップからも主力の過半数が替わっているが、久保が「国際経験も豊富ですし、したたかなチームになっているかなと思いますけど、逆に新規の選手が多いので、ただでさえ代表ってすり合わせる時間が少ないって僕らもいつも常日頃から言ってますし、そういった部分で僕らの方が成熟したチームであるのかなと思います」と指摘するように、日本としては連携面の部分は強みの出しどころだろう。 完全アウェイであっても、日本がスタートから主導権を握り、どんな形でも最初のゴールを奪うことができれば、スタジアムの雰囲気を変えていくことができるはず。また現地の暑さと湿気は大敵だが、それは欧州組をはじめとした国外組が多いインドネシア側にも共通すること。後半は比較的、オープンな展開になってくることも想定できるが、まずは相手のターゲットマンであるFWラファエル・ストライクを抑えつつ、フィジカルの強い5バックの隙をうまく突いて、早めにリードを奪って行きたい。