パルマ指揮官が明かすアビスパ福岡時代「毎日パスタを食べたいくらいだが日本では…」
日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマの指揮官ファビオ・ペッキアが13日、パルマ市内で行われたイベントに出席した際、日本でのエピソードなどを語った。地元紙『パルマ・トゥデイ』が伝えている。 セリエA12試合を終え、勝ち点「12」で13位につける昇格組のパルマ。今シーズンからペッキアの下でプレーする鈴木ら代表組が不在の中、指揮官がチームについて語った。 「パルマの街で誇りに思ってもらえるようなチームになって欲しい。リーグ戦中断期間は、私の選手たちの多くが世界中に飛び立っていったが、熱意をもって取り組んでいく必要がある。私のパルマはこれまで、本来の姿を見失うことがなかった。全ての試合において、自らが望むようなプレーをし、自らのスタイルに忠実だった。負けた試合もあったが、常にプレーへの意欲があった。ユヴェントス戦のように、高いレベルで素晴らしいパフォーマンスを見せたにもかかわらず、勝てなかった時が最も残念だったよ」 また51歳のパルマ指揮官は「イタリアや世界を渡り歩いた後、ここエミリア街道沿いは住みやすい」とパルマでの居心地の良さを語ると、2019年にアビスパ福岡で指揮を執った時の逸話を明かした。 「私の大好物はパスタなんだ。毎日、パスタを食べたいくらいだ。だが日本では、スタッフと一緒に、お米を食べなければならなかった。だがしばらくして、ある時、お米を食べるのをやめたんだ。みんなパスタを食べたがっていたんだよ」 元福岡の指揮官は“パスタ好き”を公言したものの、日本については「素晴らしい食文化がある」と語り、和食に敬意も示している。 一方、地元紙『ガゼッタ・ディ・パルマ』は、各国代表チームに帯同中の選手たちに注目。鈴木について「パルマのGKは、ヴェネツィア戦で良いパフォーマンスを見せた後、彼の日本代表で、ワールドカップ予選のアウェー2連戦に臨む」などと紹介している。