大阪市 ワクチン接種終えてない医療従事者に接種の機会提供へ
大阪市 ワクチン接種終えてない医療従事者に接種の機会提供へ
大阪市の松井一郎市長は30日午後、大阪市役所で定例記者会見を開き、新型コロナウイルスワクチンの接種をまだ終えていない医療従事者について、大阪市が接種の機会を提供すると発表した。 【中継録画】大阪市・松井市長が定例会見 職員の説明を聞き「それはあかんぞ」と発する場面(2021年4月30日)
個別接種に協力する医療機関の従事者には配送するワクチンに上乗せして配送
会見によると、個別接種に協力する医療機関の従事者には、接種開始の前週に配送するワクチンに上乗せして配送。それを自身の医院などで接種することができるという。また、集団接種に協力する医療従事者については、その会場で接種を受けることができるようにするとしている。
松井市長は会見で「コロナのワクチン接種を着実に推進するために、医療従事者の皆さんのご協力をよろしくお願いします」と呼びかけていた。
診療所、クリニックはまだワクチンが接種できていないという状況
会見では報道陣からは「現在どれくらいの医療従事者が、1回目の接種、2回目接種を終えているか、市長は把握しているか」という質問があった。 それに対し松井市長は「いまコロナの治療をしていただいている、そういう病院等に従事されている医療従事者は、ワクチン接種が終了しているというふうには聞いています。ただ、まだ今、これからワクチン接種に協力いただく、各個別接種をお願いする診療所、クリニック、この辺りは、まだワクチンが接種できていないという状況です」と答えていた。 また、市健康局は「医師会を通じて照会をしているところで、週明けに数がわかる予定」と補足していた。
市長「連休中の外出自粛や休業要請、時短要請などにご理解を」
また、松井市長は会見で「医療体制の危機的な状況が続く中、感染拡大を防ぐためにも大型連休中において、人と人との接触をいかに減らすかが重要です。市民、事業者の皆さんには連休中の外出自粛や休業要請、時短要請などにご理解、ご協力をあらためてお願いいたします」と市民に対して呼びかけていた。