<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>優秀選手に吉田前主将 日本学生野球協会が選出 後輩にエールも /鳥取
日本学生野球協会は2020年度の優秀選手に、鳥取城北高校野球部の前主将、吉田貫汰(かんた)さん(18)を選んだ。1日に鳥取市東町の鳥取西高校で表彰式があり、県高野連の山本英樹会長が表彰盾を授与。吉田さんはセンバツに挑む後輩たちに「甲子園は最初は緊張したが、試合が始まったらパフォーマンスを発揮できた。思い切ってプレーしてほしい」とエールを送った。【野原寛史】 吉田さんは4番・三塁手として攻守に活躍し、主将として部員100人超の大所帯をまとめ上げた。昨年8月の甲子園でのセンバツ交流試合では、強豪の明徳義塾(高知)から先制打を含む2適時打を放った。 吉田さんは「このような賞をいただき光栄です。城北では野球の技術だけでなく、人間力も学ばせてもらった」と感謝の言葉を述べた。高校野球での一番の思い出には、センバツ交流試合の八回表に観客の手拍子に後押しされ、自身の適時打などで一時逆転した場面を挙げた。吉田さんはこの日卒業式に出席し、4月からは近畿大に進学して野球を続けるという。