“琉球手技”で沖縄・東京ともリピーター続出 予約がとれないトップエステティシャン伊是名祐子さん
伊是名:ありがたいことに、ほとんどのお客さまは1カ月に1回のペースでいらして、その時に1年先まで予約を入れていただいているので、常に空きがない状態でして、私も風邪をひけません(笑)。
――:多くの顧客がリピートする伊是名さんの手技ですが、その魅力は沖縄の古典である琉球舞踊を取り入れていることにあるとか。
伊是名:はい。琉球舞踊には男踊りと女踊りの2つの踊りがあるのですが、それぞれコシを入れたり、しなやかに体重移動をしたりと、体幹を鍛えるような動きが多くあります。私自身も、3歳から琉球舞踊を習っていますが、エステティシャンに多い、腰痛や腱鞘炎などのトラブルが一切無くて。そこで、この琉球舞踊の踊りをトリートメントメソッドに生かせないかと考え、20年かけて琉球メソッド「クシャティ」を生み出しました。「クシャティ」とは沖縄の方言で“後ろ盾”とか“そっと背中を押す”という意味なのですが、お客様ご本人のお身体をそっと支えたいという思いを込めて名付けています。
――:「クシャティ」のトリートメントの特徴は?
伊是名:琉球舞踊のしなやかな手の動きを取り入れることで、独自のメソッドとフローを開発しました。無意識のうちに緊張している身体の力をゆるめることで、リンパの流れ、静脈血の戻りを促すことを目的としています。そのために、エステティックの技術はもちろん、整体の理論と技術で、人に本来備わっている自然治癒力・免疫力をもとに戻すように整えていきます。また、琉球古典音楽の持つ独特な音色や残響音は胎教内の周波数や波動とも近いということから、施術中は琉球の古典音楽をBGMに流しており、お客さまには深いリラクゼーションをご実感いただいています。トリートメント時間は2時間ですが、この施術を受けただけで就寝中の歯ぎしりや食いしばりの症状、不眠が緩和したとお話される方も多くいらっしゃいます。
――:「クシャティ」の施術はメンタルにも働きかけますよね。沖縄を感じ入るトリートメントだと思います。