維新が共同代表に前原誠司氏を選出 新執行部に当選2回の若手起用、幹事長に岩谷良平氏
日本維新の会は2日、所属国会議員団による両院議員総会を国会内で開き、吉村洋文代表(大阪府知事)が設置を決めた共同代表に前原誠司元外相(62)を無投票で選出した。3日午後に衆院本会議で行われる代表質問には前原氏が登壇する。 【表でみる】吉村新代表が代表選で示した選挙戦略 新たな党役員として、幹事長に岩谷良平衆院議員(44)=大阪13区、政調会長に青柳仁士衆院議員(46)=大阪14区、国対委員長に漆間譲司衆院議員(50)=大阪8区、総務会長に阿部司衆院議員(42)=比例東京=を起用した。いずれも当選2回。前原氏が吉村氏から伝えられた党役員人事を発表し、国会議員団から承認された。 前原氏は総会後の記者会見で、維新が国政で目指す方向性について「改革保守の政党を示していくことが大事だ。何でも反対の野党ではない。政策を与野党問わずに発信し、わが党の考え方を実現していきたい」と述べた。 吉村氏は「永田町文化をぶっ壊す」などと表明しており、若手の起用で党勢回復を目指す。