イスラエル軍、シリアで空爆…ヒズボラの金融部門幹部を殺害 資金源根絶へ攻撃対象拡大
イスラエル軍は21日、シリアで空爆を行い、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの金融部門の幹部を殺害したと明らかにしました。 イスラエル軍の報道官は21日、シリアで空爆を行い、ヒズボラの金融部門の幹部を殺害したと発表しました。 その上で、ヒズボラがレバノンの首都ベイルートの病院の地下に、5億ドル=日本円で750億円を超える現金や金塊を保管していると主張し、監視を強めると明らかにしました。一方、病院側は、この発表を否定した上で、イスラエル軍によって病院からの退避を命じられているとしています。 さらに、イスラエル軍は20日夜からレバノン国内の金融機関の関連施設などを中心に攻撃していて、イスラエルのガラント国防相は21日、この金融機関をテロ組織と認定しました。 イスラエル側は、金融機関がイランからの多額の援助を受けてヒズボラへ資金提供を行っていたとしていて、ヒズボラの資金源の根絶に向けて攻撃対象の拡大を進めています。