おなかが露出した服を着ていた女性、飛行機を降ろされる。「偏見と差別だ」と訴え 米
米カリフォルニア州在住の女性が「おなかが見える服装のせいで、飛行機を降ろされた」と主張し、注目を集めている。他の乗客たちからも疑問の声が上がっている。 【実際の動画】女性が着ていた服装
投稿したのは、パートナーと一緒に旅行をする予定だったテレサさん。動画は10月4日、ロサンゼルス発ニューオーリンズ行きのスピリット航空の機内で撮影されたものだという。
英インデペンデント紙によれば、テレサさんと同乗者は当時、機内が暑かったため、羽織っていた上着を脱いでいたそう。
すると、客室乗務員から注意を受けたと、投稿で明かした。
「クロップド丈のトップスを着ていたら、男性の客室乗務員に『肌を隠すよう』指示されました」
「周囲の乗客や他のスタッフまで、私たちの服装はドレスコードに違反していないと同意していたのにもかかわらずです」
「周囲の乗客たちは私たちをかばってくれましたが、最終的には責任者が来て、私たちが飛行機を降りるか、警察を呼ぶかのどちらかだと言われました」
「たった1人の乗務員が私たちの格好を気に入らなかったという理由だけで、飛行機を降ろされるなんてひどい。空港で働くスタッフたちも、偏見と差別だと言っています」
動画には、証拠の撮影や録音をやめるよう指示する、乗務員の声が記録されている。
テレサさんたちは飛行機を降りたものの、航空会社は飛行機の予約変更や払い戻しにも応じてくれなかったそう。結局、新しいフライトを予約するために、1000ドル(約15万円)の追加の費用がかかったという。
これに対し、コメント欄では「おかしいと思う」「もし服装に問題があったなら搭乗する前に言えばよかったのに」など、航空会社に対する疑問の声が上がっている。
テレサさんは、自身のインスタグラムにも動画を投稿している。そこには、テレサさんの他に、クロップド丈のシャツを着ていた別の女性も、飛行機を降ろされる様子が映っている。女性は小さな赤ちゃん連れだった。
当時、機内に居合わせた他の乗客たちもSNSに動画を投稿。テレサさんを擁護している。