【落選確実】武田良太元総務大臣(56) 裏金問題で比例復活なし 維新の新人・村上智信氏(55)が当選確実に【福岡11区】
RKB毎日放送
27日投票が行われた衆議院選挙で、福岡11区から出馬した元総務大臣で、自民党・前職の武田良太氏(56)の落選が確実となりました。 【写真で見る】武田良太氏の敗戦の弁 どぶ板選挙を展開した武田良太氏と今日の選挙事務所 福岡11区には、自民党の前職で元総務大臣の武田良太氏のほか、日本維新の会の新人と社民党の新人のあわせて3人が立候補していました。 RKBが投票所で実施した出口調査や、これまでの取材を加味して分析した結果、日本維新の会の新人・村上智信氏(55)の当選が確実となりました。 このため、比例復活のない自民党前職・武田良太氏(56)の落選が確実となりました。 武田氏は、派閥から受けた寄付金1926万円を政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、1年間の党の役職停止処分を受け、比例との重複は認められませんでした。 ■武田氏「裏金のレッテルをはられた」 落選確実になった武田氏は事務所で、報道陣のインタビューに 「すべてその(裏金問題)の影響はありました。残念でならないのは、裏金をもらったわけでもなくつくったわけでもなく、担当者の記載漏れということで裏金のレッテルをはられたことはつらい。そうは言っても、しっかりきちんとしなければならないことができていなかったことは反省すべきことと思っています。今回の失敗を教訓に、国民の信を得るために努力していく。次に向かってゼロからスタートする」と話しました。 武田氏は、2003年の衆院選から7回連続で当選を果たし、菅内閣では総務大臣を務めていました。
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