【速報 ジロ・デ・イタリア2024】上りだけで1分4秒稼いだポガチャルが区間2勝目/第7ステージ
40.6kmにも及ぶ個人タイムトライアル、フォリーニョを出発してペルージャへと向かう。第4出走ヨセフ・チェルニー(スーダル・クイックステップ)が第1計測、第2計測と更新しながら54分50秒でフィニッシュ、一番最初の目安タイムとなった。マキシミリアン・ヴァルシャイド(ジェイコ・アルウラー)、ダーン・ホーレ(リドル・トレック)、ロレンツォ・ミレージ(モビスター)とフィニッシュタイムを更新し、88番目に元世界王者のフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)が登場。第1計測は24秒、第2計測を1分19秒更新、フィニッシュタイムは圧巻の52分1秒(-1分39秒)、暫定トップへ躍り出た。 【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第7ステージ|Cycle*2024 マグナス・シェフィールドが52分33秒、テイメン・アレンスマンは52分44秒とイネオス・グレナディアーズが暫定1・2・3で首位を独占。162番出走マリア・ビアンカ着用のキアン・アイデブルックス(ヴィスマ・リースアバイク)の第1計測は1分42秒遅れ、総合2位につけるゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)は52秒遅れ、マリア・ローザ着用のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)は44秒遅れと風向きが向かい風に変わったのかもしれない。
アイデブルックスは54分39秒暫定17位でフィニッシュ、53分29秒暫定6位でフィニッシュしているルーク・プラップ(ジェイコ・アルウラー)にヤングライダー賞首位を明け渡した。 トーマスの第2計測は1分27秒遅れ、ポガチャルは47秒遅れ、ホットシートに座るガンナとプラップからは笑顔が溢れている。トーマスは1分43秒遅れの53分44秒暫定9位でフィニッシュ、53分33秒暫定7位のダニエル・マルティネス(ボーラ・ハンスグローエ)と総合順位が入れ替わった。 ばら色のスキンスーツに身を包んだポガチャルは上りで軽快にペダルを回し51分44秒(-17秒)でフィニッシュラインへ、上りの手前では47秒あったタイムギャップをひっくり返しみごと今大会2勝目をあげた。 「今日は勝利できて本当にうれしい、楽なペースで入って上りは全力でいった」ポガチャル、ステージ勝利後インタビュー
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