元世界ランク4位の錦織圭、26日開幕の全仏で2021年全米以来の4大大会出場へ
【パリ24日=吉松忠弘】26日に開幕するテニスの4大大会、全仏オープンの大会事前会見が行われ、元世界ランキング4位で、2021年全米以来の4大大会出場となる錦織圭(34)=ユニクロ=は「90%ぐらいは(出る方向で)(笑)」と、出場への意向を明らかにした。前日の練習後は、「まだ決めていない」と話したが、「正直、ハイリスクな気がしてますが、出る価値はあるのかなとは思う」と、3年ぶりの4大大会出場を明言した。 ただ、「不安はかなりある。なるべく5セットには行かないようにしたい」と警戒する。バウンドしてから球足が遅く、ラリーが長引く傾向のある赤土でのタフな試合は、体力を消耗する可能性は高い。「マイアミで痛めたのが長引いたので、2~3か月休んで、いきなりグランドスラムはあまり理想ではない」。 代表が決まれば、5大会連続での出場となるパリ五輪も「楽しみではある。4大大会と同じぐらい大事な気持ち。ただ、体のことがいっぱいで、どうなるかはまだ見えていない」と話した。 錦織は股関節のけがから、2023年6月のプエルトリコで行われたツアー下部大会で約2年ぶりに復帰。同大会でいきなり優勝した。同7月のアトランタオープンで左ひざを痛め、今年3月のマイアミオープンまで実戦を離脱していた。今大会出場すれば、マイアミオープン以来の大会出場となる。
報知新聞社