バイデン氏、コロナ感染で撤退の可能性が68%に上昇:予測市場のポリマーケットで
分散型予測市場のポリマーケット(Polymarket)でのベットによると、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が新型コロナウイルスに感染したと発表した後、同氏がアメリカ大統領選から撤退する可能性が68%となり、過去最高だった70%に迫った。 昨日放送されたBETニュースのインタビューで、バイデン氏は、もし病気が見つかった場合は出馬を取りやめることも検討すると述べた。 「あなた個人として、もしそのような兆候が見られたら、考え直すことはあるか」とBETのエド・ゴードン(Ed Gordon)が尋ねると、バイデン大統領は「もし何らかの病気が見つかり、誰か、あるいは医師が私のところに来て、『あなたはこういう問題を抱えている』と言った場合には」と答えた。 バイデン氏が選挙戦から離脱する確率は、共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領との討論会後に急上昇した。関係者や報道機関から彼のパフォーマンスが広く批判された結果、事前の36%から70%にまで跳ね上がった。 バイデン氏は不調を認めた上で、時差ボケと過密なスケジュールを理由に挙げた。 彼の立候補を強調する広報活動や、後継候補の可能性を否定する動きの後、撤退の「イエス」側は34ポイント減の36%まで落ち込んだ。 そして、このサイクルは何度か繰り返された。 民主党支持者のジョージ・クルーニー(George Clooney)氏がバイデン氏に辞任を求める公開声明を発表すると、ベットの「イエス」側は一時的に66%まで上昇したが、その後、30%台に戻った。そして、共和党全国大会でトランプ陣営が暗号資産市場で人気の高い副大統領候補を発表すると再び上昇し、コロナウイルス感染の診断により、さらに上昇した。 8月の民主党大会でバイデンが指名候補に確定する前に撤退する可能性も再び高まり、現在は59%となっている。 ポリマーケットの選挙追跡調査によると、大統領になる確率はトランプが64%、バイデンが12%、バイデンの副大統領候補であるカマラ・ハリスが17%となっている。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Biden Dropout Chances Rise to 68% After Covid Diagnosis
CoinDesk Japan 編集部