<勇敢・豊川’24センバツ>OB、ナインにエール 僕らも誇れるよう、頑張れよ /愛知
センバツに出場する豊川で、卒業式を終えた野球部OBらがそろってグラウンドを訪れ、センバツ開幕を1カ月後に控えたナインにエールを送った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 16日午後1時半過ぎ、グレーの制服に、卒業証書を手にした3年生約30人がグラウンドに姿を見せた。ナインと向き合って並ぶと、長谷川裕記監督が「卒業おめでとう。(センバツで戦う)後輩の頑張りをぜひ見てほしい」と語りかけた。 前チームで主将を務めた遠渡真輝人さんは「甲子園で勝ち上がり、僕らも誇れるように頑張ってほしい」とエール。その後、それぞれ記念撮影し「頑張れよ」と後輩に声を掛ける光景が見られた。 卒業生は昨夏の愛知県大会で8強入りし、引退後も県大会、東海大会と球場に駆け付けて声援を送った。練習に顔を出せば同じポジションの後輩にアドバイスするなど、陰ながら躍進を支えてきた。長谷川監督は「これだけ結びつきの強い代は初めて」と話す。 主力打者の中村丈(2年)は「東海大会では3年生が大きな声を出して、球場全体が豊川の雰囲気になった」と振り返り、捕手の高橋賢(2年)は「引退してからも、僕たち後輩のことを気にかけてくれたことが本当に力になった」と感謝していた。【塚本紘平】