これまた日本の誇り ホンダ グランド「シビック」80年代の終わりに登場し人気を博したホットハッチを今テストする!
ホンダ シビック(CIVIC)1.6i-VTEC
1989年のコンパクトなオールディ。ホンダ シビック1.6i-VTECをテスト!150馬力の日本のホットハッチの走りやいかに。
“VTEC”「バリアブル(V)バルブタイミング(T)アンド リフト・エレクトロニック(E)コントロール(C)システム」。英単語がゴロゴロする箱のように聞こえるこの技術は、ホンダの4バルブシステムの次のステップとして開発された。 仕組みはこうだ: 例えばシリンダーの2つのインテークバルブでは、左右に2つずつ、中央に1つずつ、計3つのカムが回転する。通常の走行では、手加減のないカムがバルブを制御し、中央の鋭いカムは何もせずにボコボコと動く。一方の吸気バルブは5ミリ、もう一方は8ミリ開くので、燃料と空気の混合気はよく旋回する。利点: 比較的高いトルク、好ましい燃料消費量(リッターあたり13.5km)。 しかし、スロットルをしっかりと踏み続けると、鋭いカムが噛み合う: カムとバルブの間にある3本のフィンガーフォロワーが連動し、シャープカムがバルブをコントロールする。バルブは10.4ミリ開き、より長く開いている。
このため、より多くの燃料と空気の混合気が燃焼室に流れ込むことで、より大きなパワーが得られる。アクセルペダルの位置に応じて、VTECは5300rpmから6000rpmの間で切り替わり、その後、エンジンは8000rpm(!)まで歓声を上げることができる。
ホンダ シビック1.6i-VTECは1.6リッターの排気量から150馬力を発生
その結果、150馬力のピーク性能のためにホンダが必要とする排気量は、「オペル カデットGSi」のような2リッターではなく、わずか1.6リッターである。1989年当時の自然吸気エンジンとしては、リッターあたりほぼ100馬力という驚異的なパワーである。しかし、排気量が20%少ないことはトルクで顕著で、「VTEC」は「GSi 16V」に大きく遅れをとっている。しかし、そのトルクの90%は2,100回転から8,000回転で発揮されるのだ。