「墓じまい」って考えたことありますか?年末年始の家族会議で話しておきたいお墓の話
年末年始の帰省時に、ご先祖様のお墓参りをする予定というご家庭もあるでしょう。そこでふと「自分のお墓はどうする?」と考える人もいるはずです。 【図・グラフなど3枚を見る】いまどきのお墓事情「選ぶポイント・価格」5年間の推移を分かりやすい図表で見る(出所:鎌倉新書) 少子化が進み価値観も多様化する世の中で、家族のお墓をどうするのか考えておくこともとても大切。お墓を購入する必要があるご家庭の場合「価格」「立地」だけでなく、先々の「維持」「管理」も気になることでしょう。 日頃はなかなか触れにくい話題かもしれませんが、家族がゆっくり集まれるこの時期だからこそ「転ばぬ先の杖」、いざというときに慌てないよう介護や相続の話もあわせてしておきたいものですね。 今回は調査結果をもとに、いまどきのお墓事情について考えていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
お墓選びのポイントは「種類・アクセス・金額」
●【過去5年間のランキング】お墓選びで重視されたポイント【図1】 株式会社鎌倉新書が2023年3月に公表した「第14回 お墓の消費者全国実態調査(2023年)」よると、お墓選びの三大テーマは「お墓の種類」「自宅から霊園までのアクセス」「金額」が5年変わらずにトップ3に。 ●跡継ぎ不要のお墓が選ばれる傾向に。「墓じまいセット」も 種類別にみると、トップの「樹木葬」が51.8%を占めており、同調査史上初の過半超えの回答となった点は着目したい傾向です。また、2番目に多かった「納骨堂」は20.2%で、こちらも調査史上初めて一般墓を上回る結果となりました。 お墓の跡継ぎや墓守が減りつつある昨今、管理をどうするかということも問題になっています。 子どもがお墓を継ぎたくない場合を想定し、一般墓を購入した人の中には「墓じまいセット付き」が魅力だったからとの回答も。 自分のお墓のことであとの世代に負担をかけたくないから、跡継ぎが不要なお墓を選択する、という人が今後も増えていくことが予想されます。