マラソンとピクニックのいいとこどり、長距離走が楽しくなる「マラニック 」のススメ
この写真は、以前葛飾駅周辺に点在している「こち亀」の両さん像を巡ってコンプリートしたときのものです。わかりにくい場所にある像をあれこれ探したりして、オリエンテーションのようで面白かったです。
《例その3:銭湯&ちょい飲みマラニック》 我が家では定番の楽しみ方です。地図を見て、ちょっと遠い距離にある銭湯を探します。Googleマップなら、目安をつけたあたりを表示して「銭湯」と検索すると、その近くにある銭湯を表示してくれるので便利です。 そこまでの距離を測ったら、大体1時間に一回程度休憩をとる場所の目星をつけます。地名とか交差点などで構いません。そうするとついつい走りすぎてしまった!ということが避けられます。 必須の持ち物はお風呂セット(タオル含む)と着替えです。荷物にはなりますが、ビーチサンダルなど忍ばせておくと、お風呂上がりの足がらくちんです。12Lくらいのリュックなら大体入ると思います。 ほかには、古いタイプの銭湯のドライヤーは10円玉硬貨を使うものがまだあったりするので、数枚持っておくと濡れた髪のまま外に出ずに済むかもしれません。 タオルがかさばるようなら、手ぬぐいも便利です。 目的の銭湯に着いたら、ひと汗流して、行ってみたいお店を探します。外観を見て気分で探してもいいし、最初から「ここに行きたい」という目星をつけていってもいいでしょう。偶然入ったお店がおいしいと、なんだかすごく得したような気分になれます。もちろん帰りは公共交通機関を使います。バス路線などはあらかじめ調べておくと安心ですね。もちろん、飲みでなく、グルメでもよし、例その1(パン屋さんめぐり)、その2(コンプリート系)+銭湯もありです。 いかがですか?なかなか面白そうでしょう?
私は先日、サッポロビール千葉ビール園へ仲間と一緒に走っていき、 ジンギスカンの食べ放題を楽しんできました。走った後のビールはおいしいし、なにより十分運動しているので罪悪感がないことがサイコーです。 最寄りの駅からも2kmくらいある施設ですが、私たちはおいしいビールのために10kmほど走りました。さらに、集合前にトレーニングまでしてきた強者も! ちなみに、ゆっくりとしたペースで長く走る ことは、LSD(Long Slow Distance)と呼び、体への負担が少ないわりに長距離を走る耐久力を無理なく身につけられる、れっきとした練習方法の一つです。 夏はもうすぐ、ランニングにも暑さ対策が必要になる時期です。熱中症の危険などを考えると、暑さを我慢して無理して走ることは避けるべきですが、こんなマラニックなどを上手に取り入れてみると、レジャー気分で楽しめるかもしれません。 ランニングには興味あるけど、なかなかお尻が重くって、という方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
文/hijiri 都内在住の50代会社員。2019年5月に乳がんと診断される。仕事を続けながら10月までに3回にわたる手術を経て、2020年1月に放射線治療が終了。現在は、10年間にわたるホルモン療法薬の服薬を継続、年に一度の検診で経過観察中。放射線治療中も継続したランニングの趣味が高じて、ランニングアドバイザー、スポーツ医学検定2級、ナヴィゲーションスキル シルバーレベル等の資格を持つ。2019年よりOurAgeにて連載「50代。乳がんサバイバーになりました。 」を執筆中。