料理のプロが考えた。日曜に作り置きして木・金曜までおいしい「肉レシピ」
週末前まで保存OK!ジップロックコンテナーでラクチン作り置き【いそがし家庭は金で解決だ!】
毎日の料理の手間や負担が減らせる調理器具があれば、ごはん作りはラクになる、そしてよりおいしくなる! お掃除を自動掃除機に頼るなら、料理も便利な道具を活用しませんか? 【写真で見る】日曜に作り置きして木・金曜までおいしい料理のプロが考えた「肉レシピ」 アイデア溢れる料理家としても人気の高い稲田俊輔さんが、おすすめの製品を使った夕ごはんに役立つオリジナルレシピを提案します。忙しい家庭にとって一番惜しいのは「時間」。優秀な調理器具や調理家電で貴重な時間を手に入れる=【お金で解決しよう!】という連載です。 前回は〈火曜・水曜の料理〉をご紹介しましたが、今回は作り置きシリーズの最後、週末前のメニューです。日曜の「仕込み」から日が経つので、仕込みの時点で「完成に近づけておく」のがコツ。稲田さんの知恵をぜひ取り入れてみてください。
教えてもらうのは……稲田俊輔さん
いなだしゅんすけ/料理人、飲食店プロデューサー。南インド料理店「エリックサウス」総料理長。鹿児島県生まれ、京都大学卒。和食、フレンチ、洋食、インド料理などさまざまなジャンルのメニュー監修や店舗プロデュースを手掛ける。著書に『南インド料理店総料理長が教えるだいたい15分!本格インドカレー』(柴田書店)『チキンカレーultimate21+の攻略法』(講談社)ほか。新刊『個性を極めて使いこなす スパイス完全ガイド』(西東社)『ミニマル料理』(柴田書店)は2023年度レシピ大賞を受賞。
日曜日に一気に「仕込み」さえすれば、その週の食事作りがぐんとラクになる「ジップロックコンテナーで1週間作り置き生活」。考案者である稲田さんが今回教えてくれたのは、木曜日と金曜日のメニューです。 「木曜日は鶏もも肉で作る『鶏肉の高菜蒸し』、金曜日は豚ひき肉の『ポークフリカデル』です。週の後半なので、日曜日の仕込み段階で加熱調理まで行っておきます。加熱後に冷蔵庫で保存して、当日はあたため直して、簡単な仕上げを行うだけです。 肉の中では一番傷みやすい鶏肉も、あらかじめレンチンして冷蔵保存しておけば、日持ちするようになるし、素材としてもグッと使いやすくなって、アレンジも自由自在です。今回は高菜漬けと合わせて、ご飯がすすむおかずに仕上げました。 金曜日の『ポークフリカデル』は、いわゆるミートローフのようなひき肉料理です。ジップロックコンテナーに薄切りベーコンを敷いて、調味したひき肉をのせてレンチンするだけ。かたくなりにくい豚ひき肉を使うのがポイントです。肉だねに入れるナツメグはなくてもいいですが、あると風味が増してよりお店っぽい味に近づきます。 肉に添えるソースはカップスープの素に肉汁と水を加えて、お手軽に。インスタントではありますが、スープの素には、クリームやバターなどの旨みがつまっているので、ソース作りにも重宝しますよ」(稲田さん)