「今は五分五分の状態」レアルのA・デイビス獲得に黄色信号? 獲得失敗時のプランBはミランDFの復帰を画策か
レアル・マドリードは、バイエルンに所属するDFアルフォンソ・デイビスの獲得に黄色信号がともっているようだ。長年動向を追っていた24歳のカナダ代表を取り逃した場合、補強戦略にどのような変化が起こるのか。スペインメディア『Cadena SER』が現地時間11日に報じた。 バイエルンでワールドクラスの座に登りつめたデイビスの現行契約は、2025年6月30日で終了する。Rマドリードがそのタイミングに合わせ、来夏のフリー獲得を画策していることは、もはや公然の秘密だった。しかし同メディアは、「今月バイエルンが彼の代理人と接触し、2度のアプローチを試みた。契約更新には至っていないものの、これはデイビスを大きく迷わせたようだ。Rマドリードに近づいている状態から、今は五分五分の状態になっているといえるだろう」と、ここにきてバイエルン残留の線が濃くなってきたことを報じている。 一方『Defensa Central』は、デイビス獲得を断念した場合のプランBとして、ミランに所属するDFテオ・エルナンデスの獲得を予想している。契約期間が2026年夏までとなっている同選手は、2017年夏から2年間のRマドリードの所属経験があるため、同メディアは、「テオはキャリアを積んだ実力者であるため、獲得を望むチームは多く、マンチェスター・ユナイテッドも興味を持っているといわれている。しかし、Rマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長とその周辺は、この選手がスペインの首都に戻ることを最優先にしていると認識しているため、争奪戦の心配をしていない。マドリードでの生活はとても充実しており、それが彼にとって最も恋しいことのひとつなのだ」と、獲得可能性を伝えている。 しかし、「1月から、つまり残り2週間ほどで、デイビスはどのチームとも自由に来夏以降の契約を結ぶことができるようになる。その前には、彼が残留するかどうかはわかるはずだ。Rマドリードは今もまだ、彼がバイエルンと合意に達することはないと信じている。デイビスをフリーで獲得するのはまさにバーゲンであり、ペレス会長はこれを実現したいと考えているのだ」と、1月まではデイビス獲得を模索しつつ、水面下の駆け引きが続くことを報じている。
フットボールチャンネル編集部