1000馬力オーバーのランボルギーニを富士スピードウェイで全開!「レヴエルト」は飼いならされた猛牛なのか? それとも…
いまだかつてない感動の走り
これまで数々のV型12気筒モデルに試乗したが、これほどの感動を得たエンジンも珍しい。おそらくさらなるトラクションが必要な場面では、エレクトリック・モーターからも十分なパワーが4輪に伝達されるのだろう。タイトなコーナーからの立ち上がりでも、そのクイックな動きにはまったく不満を感じることはなかった。 そういえば、試乗を始める前に感じていた怖さはどこへ消えてしまったのだろうか。その抜群のコーナリングマナーや乗り心地を味わっているうちに、それは完全に過去のものとなってしまったようだ。最高で1015psのパワーをカスタマーに提供するレヴエルト。それは先進的なパワーユニットとその制御、強靭かつ軽量なシャシー、さらにはエアロダイナミクスに富むボディや、より快適になったキャビンの設計など、さまざまな要素によって成り立った完璧なるスーパースポーツだったのだ。 ランボルギーニでは現在、「ウラカン」の後継車となるスモールモデルの開発も進行中という。CEOのステファン・ヴィンケルマンをリーダーとした「コウ・タウリ」戦略は、これからまだまだ多くの驚きを、我々に与えてくれるに違いない。
山崎元裕
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