「面倒臭い」「やる気が出ない」を乗り越えるために…「意志の強い人」ほどやっている目標設定の工夫
もちろん、金融機関向けに作成しているという一面はありますが、途中経過も含め、どんな道のりで目標に到達できるか、ということを自分たちで理解しておくことが重要だからつくってきました。 小さな目標を達成できれば自信につながります。仮に失敗しても、それを「学び」と捉え直すことで、さらに自分たちが成長する糧にできるからです。 ■「小さな目標」の積み重ねこそ、成功への最短ルート ところで、「信念を持って大きな目標を成し遂げる。そのために目標を小さく分割する」というテーマにおいて、勇気づけられる映画があります。『ショーシャンクの空に』という映画史に残る傑作です。
無実の罪で投獄された主人公が、綿密な計画と毎日の少しの行動を数十年かけて積み上げ、刑務所仲間と信頼関係を築き、友人の人生も救いつつ、見事に脱獄に成功する――という話です。 「自分は無実である、自由になりたい」という大きな目標と、そのために日々何を行えばいいのかという「小分け」の目標を持つことで、数十年という長い間、モチベーションを保つことができたのだと思います。 あきらめそうになったり、挫けそうになったりしたときにはモチベーションが上がる作品ですので、ぜひご覧になってみてください。
小さな目標といえば、その日1日の自分の行動も含みます。たとえば、次のようなことです。 □お客さまや仲間との約束を守ること。 □自分との約束(自分で決めたこと)を守ること。 □上司や部下とのコミュニケーションから逃げないこと。 □見えないところでも手を抜かないこと。 当たり前のことのようでも、このようなことをきちんとできている人は、意外と少ないものです。 小さな目標達成の積み重ねが、大きな目標への最短ルートです。こうした小さな目標をクリアしたら、自分で自分をほめてあげてください。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください こうした1つ1つの小さな目標をおろそかにせず、クリアし続けている人は、心の中では実は葛藤していることも多いのです。しかし、周りの人はその人の内面までは見えないので、「あの人はとても意志の強い人だ」という評価になります。 ■「毎朝5時30分の出社」を目標にしている社長 私の知人のある社長さんは、毎朝5時30分には出社しているそうです。