2025年は「道路開通ラッシュ」!? 悲願の「全線開通」路線も! “鉄道廃止区間”にも次々と高速道路が!? 全国どこでどんな道路が完成するのか
各地で高規格道路が開通予定
2025年は、全国各地で道路開通の予定が目白押しとなっています。 いったい今年はどこでどのような道路が開通するのでしょうか。※一部「2025年度」開通予定も含む。遅くて2026年3月末までに開通予定。 【画像】えっ…!? これが「2025年度開通」道路のルート全貌です(30枚以上)
【首都圏】 ●圏央道 4車線化 首都圏郊外を千葉~茨城~埼玉~東京~神奈川でぐるりと結ぶ圏央道ですが、茨城~埼玉区間はまだ多くが対面通行の暫定2車線で、細かい工区割ごとに工事が進められ、できたところから供用開始となっています。 2025年に4車線化完成する見込みなのは「幸手~五霞(4.2km)春ごろ」「つくば~つくば牛久~牛久阿見(7.6km)夏ごろ」「阿見東~稲敷(6.0km)夏ごろ」です。さらに「つくば中央~つくば(4.3km)」は来年3月頃までという予定です。 ●<休廃止>首都高八重洲線、KK線 2025年上旬から、銀座を走る高架道路「KK線」は廃止に。直通元である「首都高八重洲線」も、約10年間の休止となります。 理由は丸の内~京橋を新たに地下でつなぐ「新京橋連結路」の整備着工です。都心環状線の日本橋川区間を地下化するため、江戸橋ランプが廃止となり、その代替ルートとして新設されるのです。KK線が担ってきた役割も、この新京橋連結路へ集約されます。 【北海道】 ●後志道 仁木IC~余市IC 札樽道の延伸区間として、小樽から余市、倶知安、ニセコまでが事業化済み。将来は黒松内で道央道に接続し、函館・新千歳空港から国際リゾート地へのアクセスを担います。そのなかで、延伸区間が「2024年度中」に開通する予定です。JR函館本線の交通ネットワークを担う高規格道路です。 ●日高道 日高厚賀IC~新冠IC 日高道は、苫小牧から分岐して、えりも岬の手前である浦河まで行く計画で、静内までが事業化済み。そのうち9.1kmの延伸部が2025年度に開通予定です。JR日高本線の廃止区間の代わりとなる高規格道路です。 ●音威子府バイパス 北海道縦貫道として、旭川と稚内をつなぐ壮大な計画の一部です。国道40号の高規格化であり、JR宗谷本線の道路版と言えます。雪崩危険地帯で狭く急カーブも多い、音威子府~中川の区間を丸ごとバイパスする19kmが、2025年度開通予定です。