「え?! そんなところまで見てるの!」 みんなが、ひとの家でついついチェックしてしまうところは…?
人の振り見て我が振り直せ ?! 自宅に帰ったら即チェック!
我が家も…と思っていても、義実家やママ友宅で目撃した汚れや散らかった部屋にちょっと驚いたという経験がみなさんあるようです。ここでは、そんな時どうする?! について、鳥居りんこさんに聞いてみました。 「ワタクシごとですみません。実はワタクシ、趣味がモデルルーム巡り。ええ、全く購入するつもりはなく、そもそも資金もないんですが、プロが用意したインテリアを見るのが好きなんです。そんなこんなをやっているうちに、インテリアコーディネーターや、整理収納アドバイザーといったプロフェッショナルな方たちと、お友だちになってもらったりしています。 その彼女たちが異口同音に語る“片付けの極意”は3つ。 『ひとつ、物は必ず元に戻せ』 『ひとつ、ひとりで頑張らず、家族を巻き込め』 『ひとつ、できるだけ、友人を呼べ』です。 何でも、物には住所があるから、その日の終わりには、その住所に帰っていただく。さらに、子ども(&夫)でも片付けやすい工夫をする。そして、最終手段として他人を自宅にお招きする。人間は見栄を張る生き物だから、他人が来れば否応なく部屋が綺麗になるということのようです。 ただね、分かっちゃいるけど、これらは、子育て中のママたちには、いささかハードルが高いのも事実。子どもが小さいうちは、掃除した次の瞬間にグチャグチャになるのは、もうお約束ですから。 綺麗好きな人は“期間限定”だと思ってやり過ごし、そうでない人は『今は、子どもが小さいから仕方ない!』というエクスキューズに使えばいいと思います。 でも、そうは言っても、イザ、お招きするとなると、人からどう思われるかは気になるでしょうし、逆も然りです。冒頭のアンケートでも、みなさん、よそ様の家にお邪魔しているのに、チェックが厳しいですものね(笑)。 まぁ、私も何気に見ちゃうから、人のことは言えません…。 友人の整理収納アドバイザーによると、『急に来客!あと10分!』の場合は、玄関の靴をしまう、トイレを軽く掃除、床置きをとりあえずなくす。さらに余裕があれば、洗面所の蛇口を拭くということで頑張れ!という助言をするんだそうです。やっぱり、来客としては、そこが気になるってことなのでしょう。 義実家やママ友宅が汚部屋だろうと、それを堂々と指摘できる人は少ないと思うので、これはもう反面教師!気になるのなら、滞在時間をできるだけ少なくしてお暇し、自宅に戻ったら、即、我が家を点検!という具合に『良いチャンス』と捉えるとお家も綺麗になって、心も穏やか。 『人の振り見て我が振り直せ』はこういう時に使う諺かもしれませんよ~!」(鳥居りんこさん) 恥ずかしながら、今、我が家はまさに人が呼べない状態です。みなさんの厳しいチェックを読みながら、今週末こそ整理整頓を心に誓いました。 (取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部) ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※記事の内容は2024年9月の情報で、現在と異なる場合があります。
鳥居りんこさん
PROFILE) 作家、教育アドバイザー、介護アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。著書に『親の介護をはじめる人へ 伝えておきたい10のこと』(学研プラス)、『消化器内科の名医が本音で診断「お腹のトラブル」撲滅宣言!!』(双葉社)など多数。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。
たまひよ ONLINE編集部