「3歳娘の“あちゅい”が耳にこびりついている」…東名女児2人死亡事故 両親の25年
天国にいる2人のために
郁美さん「事件や事故にあって被害者になってしまった人たちというご縁のあった方をお誘いしていて、それも奏子・周子が作ってくれた縁かな、と思ってます」 2024年の偲ぶ会で内藤弁護士「井上さんたちに初めてお会いしたのは25年も前です。私も皆さんと同じように井上さんたちによって人生を変えさせていただいた。井上さんたちに会わなければ私は今こうやって被害者を支援する弁護士にはなっていなかった。本当にそういう意味では、これから私もがんばっていきます。どうか皆さんも一緒にがんばっていただければと思います」 (偲ぶ会を振り返って)内藤弁護士「皆さん、事件で被害を受けた直後は本当にもう、『誰も助けてくれない。この世の中で自分たちだけ』みたいな時に、井上さんたちが助けてくれる、一緒に話を聞いてくれる。もうすばらしいという言葉では足りないぐらい、大切なことだと思っています」
「いっち、にっの、さ~ん」 短冊に書いたメッセージを風船で飛ばす被害者の遺族。 郁美さん「奏子・周子たちだけではなくお空にいる多くの被害者や遺族に向けて飛ばしてる風船。その他の被害者の方々にとっても大切な家族がいて、その人たちへのメッセージどうぞ書いてくださいと思っていて」 保孝さん「本当に25年経ったのかという思いもありますね。でも、まだ25年しかやってないという感じもあります」 「気持ちとそれから体力が続くかぎり、これはやらないと、天国にいる奏子・周子が『まだまだだよ』と言い続けるんじゃないかなと、思っています」 井上一家の事故があった1999年に9000人を超えていた交通事故の死者数は2022年には2610人まで減少した。だが2023年、わずかながらも増加に転じ今年も11月末までに2376人の命が失われている。 (ABEMA NEWS)