プロ野球オールスターゲーム 26年富山開催へ実行委 復興へ北陸三県で協力
●藤井市長「被災者に元気を」 2026年7月に富山市民球場で開催されるプロ野球のオールスター戦へ機運醸成を図る「ボールシティとやまプロジェクト実行委員会」(北國新聞社、富山新聞社特別協力)が28日、設立された。能登半島地震の復興を主とした地域振興事業を展開する。会長を務める藤井裕久富山市長は「被災者に元気や勇気、夢と希望を届けられるよう、知恵を絞っていきたい」とあいさつした。 プロジェクトは富山市が中心となって組織し、県や経済団体、市スポーツ協会などで構成する。 ●子ども招待やイベント開催 藤井市長は被災地の子どもたちを招待することや奥能登での球技イベント開催の案が出ているとし、「能登半島地震からの復興を誓い合う大会にしたい。北陸三県で力を合わせて盛り上げていく」と話した。 児童園児を対象とした野球教室や競技人口増加を目的とした指導者向けアンケートの実施、使わなくなった野球用品を回収して希望者に渡す催しを計画する。 富山市民球場でのオールスター戦開催は1996年以来2度目となる。