うどんスープで大阪名物「肉吸い」が作れる? ヒガシマル醤油に調理のコツと冬おすすめのレシピを聞いてみた
食品メーカー「ヒガシマル醤油」(本社:兵庫県たつの市)が年間2億食を売り上げる「うどんスープ」は、関西が誇る粉末調味料のひとつだ。かつお節と昆布が粉末になっており、お湯に溶かすだけで淡口しょうゆ仕立てのだしが出来上がる同商品は汎用性が高く、同社のサイトやX(旧ツイッター)の公式アカウントでは和洋中問わずに仕える万能調味料としてアレンジレシピが多数紹介されている。 【写真】うどんスープで作れるんだ! 冬にぴったりのレシピ そんな「うどんスープ」を活用したレシピを中心に投稿している同社の公式Xアカウントにて、11月28日にあるポストが投稿されるとたちまちSNS上で話題となり、約4万2000いいねを獲得する反響を呼んだ(2024年12月中旬時点)。 注目を集めたのは、大阪のソウルフード「肉吸い」のレシピを紹介するポスト。「肉吸い」とは「肉の吸いもの」の意で、平たく言えば「肉うどん」からうどんを抜いたもの。大阪・難波千日前にあるうどん屋「千とせ(ちとせ)」が発祥とされており、同店では関西風のシンプルな出汁にたっぷりの薄切り牛肉、刻んだ青ねぎ、そしてうどんの代わりに半熟状態のたまごが入っている。 大阪名物が自宅で手軽に作れるとあって、「ヒガシマルで肉吸い作れるんだ!!」「ヒガシマルの粉末うどんスープはあまりにも万能」「これは寒い日にもってこいのやつ」など、ポストの返信や引用欄にはレシピへの反響が続々と寄せられた。そこで「ヒガシマル醤油」の広報担当の方に、肉すいのレシピを調理する際のコツや、冬の季節に嬉しい簡単なアレンジレシピなどのお話を伺った。 【うどんスープにお肉の旨みが染み出す、簡単「肉吸い」レシピ】 [材料] ・うどんスープ 1袋 ・水 300ml ・みりん 大さじ1 ・牛肉 100g ・卵 1個 ・青ねぎ 適量 [作り方] (1)牛肉100gを別で下茹でしておく (2)鍋にうどんスープ1袋、水300ml、みりん大さじ1を入れ、中火で煮立たせる (3)煮立たせた(2)の鍋に下茹でした牛肉100gを入れ、卵を割り入れて半熟になるまで煮る (4)最後に青ネギをのせて完成 広報担当の方によると、「牛肉は臭みを取るためにスープとは別に下茹ですること」が調理のコツだという。また、肉が固くなってしまうのを防ぐため、火を入れすぎないことも美味しく仕上げるためのポイントとのこと。また、こちらのレシピをもとに豆腐やうどんを入れたりと、各家庭でのアレンジを楽しむ人々の声も多く寄せられているそうだ。