政治団体の会計責任者が新型コロナの特例貸付制度を悪用か 詐欺容疑で逮捕
新型コロナウイルスの特例貸付制度による貸付の返済をうその申告で免れ現金45万円をだまし取ったとして、政治団体幹部の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは政治団体「司政会議」で会計責任者を務める盛川英治容疑者(52)です。警察によりますと盛川容疑者は去年7月ごろ、新型コロナ特例貸付である「総合支援資金」の返済を免がれるため、収入を得ていない旨のうその申請をし、現金45万円をだまし取った疑いがもたれています。 盛川容疑者は容疑の認否を留保し「何もしゃべる気はありません」と供述しているということです。 盛川容疑者が貸し付けを受けたのは2021年1月から3月で、翌年1年間の収入が45万円以下という要件を満たせば返済が免除されますが、盛川容疑者は名古屋市港区の会社から45万円を超える収入を得ていたということです。 盛川容疑者は今回以外にも「総合支援資金」で2回貸し付けを受けていて、警察が詳しく調べています。