<センバツ2022・ともに咲く>対戦相手決定、初の週末 広島商、紅白戦で本番へ勢い 広陵は国際学院に快勝 /広島
第94回選抜高校野球大会の開幕まで2週間を切った。組み合わせ抽選会で広陵は敦賀気比(福井)と、広島商は丹生(にゅう)(同)との対戦が決まり、両校は週末、練習試合や紅白戦で初戦に向けて実戦感覚を養った。 広陵は対外試合の解禁に合わせて5日、安佐南区の同校グラウンドで広島国際学院と練習試合を行った。打線は計6本の本塁打を放ち31―2で快勝した。 3打席連続で本塁打を打った内海優太外野手(2年)は「イメージ通りの強い打球が打てた。甲子園でも風に乗ってくれたら良いなと思う」と笑顔。中井哲之監督は「他校と対戦すれば、負けたくないという気持ちも出てくる。実戦の中で良いところを引き出していきたい」と語った。 広島商は5日、中区の同校グラウンドで紅白戦を行った。丹生のエースは1年生左腕。打席に立った選手はマウンド上の左投手の球を本番をイメージしながら見極めた。 荒谷忠勝監督は「甲子園に出てくる投手は気持ちよくバットを振らせてくれない。それを想定して準備していこう」と選手たちに指示。長打を放った竹下偉磨琉(いまる)外野手(2年)は「高いレベルの直球や変化球を打ち返せるように練習していきたい」と意気込んだ。【根本佳奈、池田一生】