TTD がCTVオペレーションシステム「ベンチュラ」で新たな一歩を踏み出すなか、湧き上がってきた疑問とは?
将来的な影響
しかし、広告関係者はTTDが「利益相反」の問題をどのように解決しようとしているのかを、詳しく知りたがっている。 おそらく、より似ているものと比較するならば、ロク(Roku)が自社OSロールアウトの一部として直面している課題が挙げられる。これにはコンポーネントの不足、配送および輸送の問題、GTM(市場進出戦略)コストの増大、デバイス販売数などの課題があり、TTDがCTVのフットプリントを増やすためベンチュラに傾倒しすぎれば、将来的な収支決算により直接的な影響を及ぼすだろう。 一方で、OEMはTTDがより多くの広告需要への見返りとして、ストリームサービスプロバイダーに提供するインセンティブの性質を詳しく知りたがっているようだ。たとえば、DSPはターゲティングについてどの程度の粒度を許されるのかといったことである。 [原文:Queries mount as The Trade Desk takes an unprecedented step into TV’s adland] Ronan Shields(翻訳:ジェスコーポレーション 編集:島田涼平)
編集部