マセラティ創業者の孫へ…「MC20 マセラティ・ペル・マセラティ」の納車式には「A6」「6C34」「6CM」の歴代モデルも展示
納車式には歴代モデルが登場
インテリアは、アルカンターラ素材とカーボンファイバーを組み合わせたステアリングホイールが採用され、ネロ(黒)とブルー・ニューの仕上げがキャビンを飾っている。シートはスポーティでありながらラグジュアリーな環境を提供。ダッシュボードとドアパネルはネロとネロ・ブルー・バッキング、センターサイドのシートはネロとブルー・バッキング、ブルー・ニューで対照的に仕上げられている。 納車には、エットーレ・マセラティの孫と3人のひ孫、そして2018年に他界したエットーレの息子であるカルロ・マセラティ氏の妻が立ち会った。さらにマセラティ・チーフ・テスト・ドライバーのアンドレア・ベルトリーニ氏、60年にわたりマセラティに貢献したエルマンノ・コッツァ氏とともに、その栄誉を称えた。小規模な納車式はまるで家族の再会のようで、3台の名誉ある始祖となるクルマ「A6」「6C34」「6CM」も並べられたのが象徴的であった。
AMWノミカタ
昨年マセラティはV8ツインターボエンジンのモデルの生産を終了した。2030年には100%電動化すると宣言していることからも、現在のV6ネットゥーノエンジンもやがて姿を消すこととなる。 創始者の情熱や思いが受け継がれてきた最後の内燃エンジンをきちんと後世に残したいという考えから、この2台が創業家一族に贈られたのだろう。マセラティが開発したネットゥーノエンジン、美しく力強いイタリアンデザイン、フォーリセリエの特別仕上げとブランドの特色と魅力が詰まったこのモデルはマセラティのアンバサダーとしての人々にその物語を伝えてゆくモデルとなるであろう。
AMW
【関連記事】
- 【画像】世界に1台! マセラティ創業者の孫のために製作された「MC20 マセラティ・ペル・マセラティ」を見る(11枚)
- ◎マセラティが「モナコ・ヨットショー」デビュー!「グランカブリオ フォルゴレ」とオール電動パワーボート「トリデンテ」で電動化への取り組みをアピール
- ◎クルマ好きの注目集まる「シャンティイ城」にマセラティも展示! ヴィンテージと最新モデルでブランドの価値をプレゼンする場として最適なのです
- ◎711馬力に過激チューン! NOVITECがマセラティ「MC20チェロ」をエレガントかつ豪華にカスタム…0-100キロ加速は2.8秒!!
- ◎超がつくほどマニアック! レトロフューチャーなアストンマーティン「ラゴンダ」のコクピットは真のコニサー向け…2000万円以下なら買っておきたい!?