男色ディーノが“高校生レスラー”夢虹を男色殺法で制し、EXTREME王座初V。12・28両国では新日本グレート‐O-カーンと一騎打ちへ【DDT】
DDTプロレスが11月23日、東京・後楽園ホールで「Get Alive 2024」を開催した。DDT EXTREME王者の男色ディーノが16歳の“高校生レスラー”夢虹との禁断の戦いを制して、初防衛に成功した。大会終了後、ディーノは「Ultimate Party 2024」(12月28日、東京・両国国技館)で、グレート‐O-カーン(新日本プロレス)との一騎打ちに臨むことが発表された。 ディーノvs夢虹の一戦は「大人の階段昇る君はまだシンデレラさルール」で実施された。これは通常のプロレスルールに加え、開始後5分間は「シンデレラタイム」が設けられ、いかなる男色殺法も禁止となり、使用した場合即反則負けとなる。「シンデレラタイム」終了後はあらゆる男色殺法が解禁となり、無効試合や反則裁定なしの完全決着ルールとなるもの。
男色殺法を食らわぬために「シンデレラタイム」のなかで決めにいきたい夢虹はいきなり場外めがけたムーンサルトアタックを敢行すると、トペコン・ヒーロ、雪崩式フランケンシュタイナーと波状攻撃。ディーノは無意識に男色殺法を出そうとするも、寸前で思いとどまる。夢虹の猛攻も叶わず5分が経過して「シンデレラタイム」が終了。早速ディーノは男色スープレックス、ナイトメアー。リップロック狙いも、回避した夢虹はムーンサルトプレスもかわされる。ディーノはファイト一発から男色ドライバーに行こうとするも、夢虹はなんとか脱出。ディーノはリバースえび反りジャンプも自爆。意を決した夢虹は掟破りの長い長~いリップロックでダメージを与えると、ムーサルトプレス2連発、ファイアーバード・スプラッシュ、さらにフェニックス・スプラッシュ狙いもディーノがかわす。チャンスと見たディーノはリップロック、男色ドライバーから、タイツを1枚脱いで三角締めのような形でのシンデレラ・スリーパーで勝負を決めた。
ディーノは「夢虹はもうライバルなんだって。高校生だと思ってたら足元をすくわれるぞ。夢虹は悔しい思いをもっとする。その都度強くなる。高校生の利点はそのままに、もっと悔しい思いをして、もう1回来た時、もっと難解なルールにしないと私は勝てない。もう高校生だ何だって甘やかすのはやめよう。今日は一人のライバルが生まれた。私は今までDDTのえぐれてなかった人間を一人ひとりえぐっていく。次は誰だろうね? 私は今まであまり表に出さなかった人間性をめくっていく」とコメント。 王座奪取ならなかった夢虹は「負けてしまって悔しい。ディーノさんに一人のプロレスラーとして認められた気がした。全力で挑んだけど負けて。壁は高いと思ったけど、11月は米国に行って、EXTREME挑戦して、いっぱい経験しました。必ずEXTREMEのベルト獲ります。そして、高校生としてのKO-D無差別級奪取やります。この試合はKO-D無差別級王座に向けての通過儀礼だと思ってます。EXTREMEを獲って、KO-D無差別級のベルトも獲ります!」と前を向いた。