元小結阿武咲、28歳で引退 幕内42場所、角界に残らず
日本相撲協会は18日、元小結の十両阿武咲(28)=本名打越奎也、青森県出身、阿武松部屋=の現役引退を発表した。11月の九州場所は東10枚目で2勝11敗2休に終わり、幕下転落が確実だった。幕内に42場所在位したが、最近は右膝や右足首のけがで低迷。親方などとして角界には残らず、来年6月に断髪式を予定している。 阿武咲は青森・三本木農高(現三本木農恵拓高)1年で国体少年を制し、同高を中退して先代師匠(元関脇益荒雄)の下に入門。17年夏場所の新入幕から3場所連続2桁勝利で同年九州場所に新小結となった。 三役を2場所務め、殊勲賞1回、敢闘賞3回を受賞。金星を2個獲得した。