2024年F1第16戦イタリアGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
2024年F1第16戦イタリアGPの決勝レースで優勝~5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝~5位のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。 【写真】2024年F1第16戦イタリアGP スタート直後のランド・ノリスとオスカー・ピアストリ(マクラーレン) ■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム) 決勝=5位(53周/53周) 6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード もっと上のポジションを争えるほどのペースはなかった。マクラーレンの2台とフェラーリの1台が特に速かったからね。サインツにはついて行けたけど、彼にはできたロングスティントと1ストップが僕にはできなかった。彼より前でスタートしていれば、抑え続けることができたかもしれない。だが、結局のところ、クルマのバランスがもう少し良くないと、これより上の成績を残すのは難しかった。 好成績を期待できそうだった週末を、この順位で終えることになって残念だ。プラクティスから予選までずっと好調を維持しながら、決勝でそれに見合った速さを示せなかった。今やフィールドはとてもタイトで、これからのレースで何が起きるのか、大いに興味をそそられるところだ。ハードワークを続けて、2週間後のバクーではもっといいレースができればと思っているよ。 ■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=4位(53周/53周) 5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード まず最初にシャルルと、マラネロで働く人たちを含むチーム全員におめでとうと言いたい。彼らとティフォシのことを考えると、僕もとてもうれしい。この勝利は皆にふさわしいからね。 自分が表彰台の位置を維持できなかったのは残念だった。ファーストスティントを延長してステイアウトしたことで、タイムを失い、トップグループとのギャップが開くことになったと思う。 その後は、遅れを取り戻すのが難しかった。それでも1ストップ戦略にこだわるという判断は正しかった。全体的に、マシンの調子は良くなったと感じたし、満足している。 今後のレースで良い結果を出し続けることができるかどうか、楽しみにしていよう。 ■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) 決勝=3位(53周/53周) 1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード ファステストラップ:1分21秒432(53周目) フラストレーションがたまるレースだった。フェラーリの方が良いレースをしたので、彼らの勝利を讃えたい。彼らの方がマシンが優れていた。 オスカーは良い仕事をした。僕をコース上で追い抜いたのだから、前でフィニッシュする資格がある。 1ストップで走ることを考えたが、僕の場合はグレイニングのレベルからして不可能だった。今日は接戦になることは分かっていた。この最終結果にはがっかりしているけれど、バクーでまた頑張るよ。 (レース後『Sky Sports F1』から、スタート直後のピアストリのオーバーテイクに関して聞かれ)少し驚いた。彼は安心できないほど接近していたと感じた。僕があと1メートル遅くブレーキをかけていたら、ふたりともあのコーナーでレースを終えていたかもしれない。クラッシュしていただろうね。もう一度やり直せたら、少しやり方を変えるだろう。必要であれば、もっとブレーキングを遅らせる。 僕には1ストップは絶対にできなかった。前を走っているマシンより、後ろを走るマシンの方が大変だ。ダーティエアのなかでオスカーに追いつこうとして、タイヤをたくさん使わなければならなかった。そして、タイヤを多く使ったことで、早めにピットインしなければならなかった。それが、クリーンエアの中で走れなかったことの代償だ。 ■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) 決勝=2位(53周/53周) 2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード 正直言って、この結果は辛いと認めざるを得ない。今日はたくさんのことをうまく実行した。でもシャルルの戦略が正しい選択だったようだ。僕たちのポジションからすると、タイヤの状況を見る限り、彼らのように1ストップを試みることはリスクが高すぎるように思えた。 ペースにはとても満足しているし、自分の走ったレースも満足いくものだ。でも2位という結果は辛い。 ■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=1位(53周/53周) 4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 信じられないほど素晴らしい気分だ。モンツァで初めて勝った2019年には、僕もチームもとても感動的な経験をした。ここで再び勝った時にあの時と同じ気持ちになるとは思っていなかったが、今日も2019年と全く同じ気分になった。 ティフォシが一緒に祝ってくれている姿を見るのは感動的だ。ここでの2回目の勝利を分かち合えたことをとてもうれしく思う。 僕にとって、いつも勝ちたいと願う特別なレースは、モナコとモンツァだ。今日、この勝利を実現してくれたチーム全員に心から感謝する。この夢を現実にするために、皆は素晴らしい仕事をしてくれた。一緒にこれを達成できたことを誇りに思おう。 今日は完璧な戦略を実行し、ライバルたちに勝つことができた。この勢いをシーズン残りに維持するために全力を尽くし、訪れるすべてのチャンスを逃さずに戦う。 (レース後のインタビューで語り)2回目の勝利があったとしても、1回目ほど特別な気持ちにはならないだろうと思っていた。でも最後の数周には、2019年と全く同じ感動を覚えた。 [オートスポーツweb 2024年09月03日]