【ボクシング】アマ6冠「浪速の激闘王」田中将吾「序盤から倒しに」プロ2戦目へ万全
アマ6冠ボクサーの「浪速の激闘王」田中将吾(22=大橋)がプロ転向2戦目に臨む。 12日、東京・後楽園ホールで開催される所属ジム興行フェニックスバトル126大会に出場。ナツアポン・マノノム(タイ)との51・5キロ契約体重8回戦を控える。11日には東京・文京区の東京ドームシティ内にあるblue-ingDISCOVERYで前日計量に臨み、200グラム少ない51・4キロでクリア。ナツアポンはリミットでパスした。 今年6月、23年東日本フライ級新人王の高熊龍之介(松本ACE)とのプロデビュー戦でダウンを喫しながらも逆転の判定勝利を収めた。指導を担当する元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(41)から譲り受けた「激闘王」ぶりをプロ転向初戦からみせた。約6カ月ぶりのリングを控え、田中は「打たせずに打って序盤から倒しにいきたい」とKO勝利にこだわる姿勢を示した。 フィジカルや減量の知識が豊富な八重樫トレーナーのメニューを消化し「さらに筋肉質になりました。八重樫さんのおかげです」と笑顔。ナツアポンと対面し「もう少しひょろっとやせているかと思ったら、良い体をしていた」と警戒心も忘れていなかった。東洋大ボクシング部の同期となる日本スーパーライト級11位堀池空希(23=横浜光)が今年4戦目でガオ・チイン(中国)に3回TKO勝ちしており「さらに強くなっていた。自分も頑張らないといけない」と触発されていた様子だった。