ロナウド氏、ブラジル連盟会長に立候補の意向
【AFP=時事】ブラジルの伝説的サッカー選手ロナウド氏(48)が17日、同国サッカー連盟(CBF)の会長選に立候補する意向を示し、ブラジルサッカーが直面している「深刻な危機」に対処したいと話した。 【写真】ブラジル代表時代のロナウド氏 国内ニュースサイトのGloboesporte.comに掲載されたインタビューで、ロナウド氏は「動機は数え切れないほどあるが、一番はブラジルサッカーに対する世界からのリスペクトを取り戻すことだと思う」と話し、「大きな変革のための選択肢」になりたいと述べた。 W杯制覇5回のブラジル代表が栄光を取り戻す手助けをしたいとも語り、「セレソン(ブラジル代表の愛称)の威信を取り戻さなければならない。選手たちが代表チームでプレーすることの歴史的な重要性を理解できるように全力を尽くす」とコメントした。代表は現在、2026年W杯北中米大会の南米予選で首位アルゼンチンに勝ち点7差をつけられて5位に位置している。 ロナウド氏は「目標はセレソンと国民とをもっと近づけることだ。現在、国民は代表戦に無関心だ」「ブラジルサッカーは深刻な危機に直面している」と話している。 会長選に立候補するには、国内各地のクラブや地域連盟の支持が必要になる。ロナウド氏は、支持を得るために「ブラジル全土を回り」、自身が温めている「素晴らしい計画」を共有することを約束した。 次回の会長選の日程はまだ決まっていないが、ブラジルのメディアによると、2025年3月から2026年3月の間に行われる予定とされている。 ロナウド氏は、すでにリーダーシップの経験を持っており、2018年にはスペイン1部リーグのレアル・バジャドリード、2021年には自身がキャリアをスタートさせたブラジルのクルゼイロで過半数の株式を取得した。 クルゼイロの株式は4月に売却している。インタビューでは、立候補の障害となる事態を避けるため、バジャドリードの株式も「近々に」売却する交渉を行っていると明かした。【翻訳編集】 AFPBB News