中国IT大手のテンセントを「中国軍事企業」に指定 米国防総省
米国防総省は6日、メッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」を運営している中国IT大手の騰訊控股(テンセント)について、中国軍と関連がある「中国軍事企業」に指定すると決めたと発表した。 国防総省は法律に基づき、議会に対して中国の軍事企業のリストを報告しており、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)なども既に指定。リストは毎年更新され、ロイター通信によると130社以上が記載されている。 中国外務省の郭嘉昆副報道局長は7日の記者会見で「我々は米国に対して、誤った慣行を是正し、中国企業に対する違法で一方的な制裁を直ちに解除するよう求める。中国企業の正当な権益と発展の権利を断固として守るため、必要な措置を講じる」と反発した。【ワシントン松井聡、北京・松倉佑輔】